この場所から子育ての良いサイクルを生めたら
「こうやって、誰からも指示されていない、自由な遊びの時間も大事にしているんですよ」と山田さん。帰らなければいけない事情などがない限り、帰り支度が済んでも、そのまま遊ばせておくのだそう。
岩登りは運動神経を鍛えるのにも良いとのこと。滑るか滑らないかの判断や、行くか行かないかの判断を自分でしていく必要があり、体重のかけ方やバランスも考えなければいけないからだ。
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たった1日の海遊びで、本当に多くの体験ができそうだ。
参加した子どもたちに感想を聞くと「海で泳いだのが楽しかった」と「岩登りが楽しかった」という声が多かった。「海は思ったより冷たかった。けっこう塩味」という感想も。
それぞれにいろいろなことを感じているようだった。
現在は年内のNPO法人化へ向けて動いているとのこと。開催は不定期で、今は1日の参加料が1人7000円から。それをもう少し下げるにはどうしたら良いか試行錯誤しているそう。
今後の展望として「子どもと親にとって良い活動であることはもちろん、さらには、鎌倉太郎に参加してくれた子どもたちが大人になって自分の子どもと遊ぶ時に、この時の記憶を思い出してくれたら嬉しい。この場所から子育ての良いサイクルを生めたらいいと願っているんです」と語ってくれた。
取材を終えて
イベントを終えて駅までの帰り道で、本当に子どもたちがみんな、山田さんの言う通り「擦り傷自慢」をしていて、とても微笑ましい気分になった。
横浜に住んでいると、自然体験は遠くまで行かないとできないような気持ちになりがちだが、こんなに近くで本当に多くの体験ができるんだと実感した。
本当に楽しいイベントで「もっと海に行かなきゃ損だ!」という気分になった取材であった。
―終わり―