10月に子どもの運動会や町内会・会社の運動会があって、出場する予定がある人はいませんか? ここで足が速ければヒーローになれるチャンスです!
しかし、突然慣れない全力疾走をしてみると、思っている以上に「身体が動かない…」というケースも多くあります。場合によっては、足がつんのめってしまったり、派手に転んでしまうことも!
何はなくとも、ケガだけは避けたいですよね。そこで、運動会に備えてこれまでに数々の陸上日本代表選手を輩出してきた、福島大学の川本和久先生に、準備のコツについて教えていただきました。
「パパ、これだけはやめて! 」絶対避けたい、“転ぶ”原因は?
川本先生「転びやすくなる原因は、加齢による筋肉と神経系の衰えです。特に太もも前面の筋肉(大腿四頭筋)の衰えが大きく影響します。加齢や運動不足でここが衰えると、走っているときに脚が十分に上がらなくなって、つまずきやすくなります。
また、左右の脚を素早く動かす動きは、神経回路が衰えるとうまくいかなくなり、脚がもつれてしまいます。どちらも普段使っていない筋肉を一気に使ったことによる疲労が、引き金になるのです」
普段運動を怠っていると、走るための筋肉や神経が衰えてしまうんですね。また、走りに自信がある人ほど、無理をしてしまう傾向もあるようです。
とはいえ、仕事に家事に忙しい日常生活の中では、なかなか全力疾走の練習はできません。運動会当日にできる、成功のための秘訣はないのでしょうか?
川本先生「走る前に、しっかりとウォーミングアップを行いましょう。どんな運動でもいいので、筋肉の温度をあげることを心がけてください」
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