年々増加傾向にあるランニング人口。健康によいのはもちろん、おしゃれでカッコいいカルチャーとしても認知され、2月に行われた東京マラソンをはじめ、各地のレースも盛況です。

そんな中アメリカで生まれ、世界25ヵ国・150万人を動員している『The Color Run(以下、カラーラン)』というイベントの存在を知っていますか?

「地球上でもっともハッピーな5km」がコンセプトという『カラーラン』は、走りながら様々な色のカラーパウダーを浴び、最終的にはカラフルな色をまとい5kmのコースをゴールするというものらしい。イベントのルールはふたつだけ。

1.白い服を着てスタートラインに立つこと
2.色を塗られてフィニッシュすること

記録や順位はまったく関係ナシ。とにかく楽しむことを追求した”ファンランイベント“とのこと。

しかし、走りながら色の粉をかけられると言われても、その楽しさがいまいちイメージしづらいのも事実。果たしてどんなイベントで、どんな人たちが集まるの? というわけで実際に行ってきました。
 

ノリは完全に"パーティー"! 若者に子ども連れも

3月某日、日本初開催の地となった東京ドイツ村には、7300人もの参加者が集まりました。正直こんなに集まっているとは驚き!

スタート地点にはステージが用意され、DJによるアゲアゲなプレイがラン前の高揚感を煽ります。お客さんや会場の雰囲気は、ランニングというよりもクラブのパーティや音楽フェスに近い感じ。みなさん本格的なランニングではなく、あくまでカラーランを”お祭り”として楽しみに来ているノリです。

見たところ、仲間同士で来ている人がほとんど。お揃いの衣装で参加している人も多く、中には純白のウェディングドレスに身を包んだ集団も! 年齢層は20代を中心に、小さい子ども連れのファミリー参加も目立っていました。確かに子どもはこういうイベント、楽しいだろうな~。