いよいよマラソンのハイシーズンの冬になってきましたね。それにしても冬の晴れた温かい日のランニングって気持ちいい。
大会に出るとテンションが上がるし、達成感も味わえる。友達と一緒ならなお楽しい! ……のはずなのに、充実感に満ちた翌日はお肌がカサカサ、化粧が全然のらない、ついでに手の甲もカサカサシワシワなんて悲劇に見舞われたことはありませんか。

これ、すべて外でランニングすることによる乾燥のせいなんです。そこで、乾燥肌ケアのスペシャリスト、わかばひふ科クリニックの野﨑 誠先生に潤い肌を手に入れるランナーのスキンケアを教えてもらいました。

乾燥の原因って空気の乾きだけじゃない!

夏は紫外線のダメージが大きいのに対して、冬は空気が乾いていることがボソボソの乾燥肌を作る最大の原因。特にランナーは、頬や腕の外側、手の甲、すねは風を受けやすい場所のため乾燥がもっともひどく出る部位。

「長時間、砂ほこりや花粉、PM2.5などが乾燥して割れたところに付着して刺激となってひりつきを起こすことでも乾燥を悪化させます。加えて、長時間同じ動きのためウエアが肌にこすれたり、汗をかいてそれを手でぬぐったり、走ったあと制汗シートでごしごし拭いてそのままにしておくことで、乾燥は加速度を一気に上げます」。
つまりランナーは乾燥肌を加速させる行為の連続なのだ!

お肌の曲がり角は25歳。こうした乾燥スパイラルから逃れるには今すぐにでもケアが必要。しないと、ただただ老けていく一方です。
激しく紫外線にあたると、10年後、20年後にシミが出るといいますが、乾燥は5年後には大きなシワとなって刻まれるでしょう。