いまどきの子どもは、中学または高校進学を機にスマホデビューするのが一般的。親や友達との連絡にも使うスマホは、生活必需品ともいえます。
ただ、ママとしては「ネットやゲームをしすぎるのでは?」と心配になりますよね。
「使用時間は1日○時間」などとルールを決める家庭も多いようですが、中高生といえばちょうど反抗期。子どもが全然言うことを聞いてくれず、「結局スマホばかり見ている」と嘆くママの声も耳にします。
「子どものスマホデビューなんてまだまだ先だし」と思っている乳幼児のママにとっても、他人事ではありません。
ママやパパのスマホ使いは、子どものお手本。もし幼少期から周囲の大人が1日中スマホを見ていたら、将来、スマホや同様のデジタル機器を使い始めた子どもが同じ行動をとっても仕方ない気がします。
子どもにルールを守ってもらうためには、子どもが幼いうちから、親自身が、スマホの使い方に注意しておいた方がいいのではないでしょうか?
ということで今回は、日常のスマホの使い方で、ママが見直せるポイントを紹介します。
1.返信や調べものは、子どもがいない時間に
子どもの前でなるべくスマホを見ない方がいいといっても、家でも街でもスマホをまったく見ないで過ごすのは無理な話。
パパや実家から急ぎの連絡が来ることもありますし、子育ての合間に、スマホで仕事の書類やメールをチェックしたり、ネットスーパーに食材を注文したりしているママもいます。初めて訪ねる病院やお店への道順を調べるのに使うことも多いですよね。
子どもの前だからといって、そういった必要に迫られてのスマホ利用を控える必要はないでしょう。
ただ、できる限り「子どもの前での使用時間を減らす」工夫はした方がいいかもしれません。
たとえば、LINEでの友達への返信や、ママの趣味関連で興味のあるサイトの閲覧。
こうした緊急性の低い、比較的時間のかかるスマホ利用は、子どもが夜寝てから、もしくは幼稚園に行っている間などに済ませるといいと思います。それだけでも、子どもに与える印象はずいぶん変わるはず。
子どもといっしょにいるときに、必要に迫られてスマホを使う場合も、「ママは今お仕事のメールしてるの」「今、地図で道を調べてるの」などと一言説明すると、子どもを不安にさせずに済むでしょう。
2.家の中でのスマホの置き場所を決める
家の中でのスマホの置き場所、決めていますか?
小さな子どもにとって、スマホは魅惑的なオモチャ。そのへんに放置してあると、気になってさわりたくなりますし、イタズラだってしたくなります。
イタズラ防止のためにもおすすめしたいのが、家の中では置き場所を決めて、通話やメールで使うとき以外は、常時スマホスタンドに立てておくこと。
こうするとスマホが、固定電話やテレビ、オーディオと同様に「必要なときだけ使う家電」という雰囲気になります。
ムダなネットサーフィンの回数が減って、生活にメリハリがつきやすくなるのもメリット。スタンドに立てたスマホで音楽やラジオ番組を聴くこともできるので、楽しみ方の幅も広がります。