牛ハラミと牛カルビの盛り合わせ600gが68,000ウォン!

2~3名なら、迷わず「ハングンパンバン」68,000ウォンを頼もう。

ハングンは一斤(600g)、パンバンは半分のことで、この店の人気メニュー、アンチャンサル(牛ハラミ)とカルビサル(カルビ肉)を半分ずつ盛ったものだ。

アンチャンサルはほどよい歯ごたえが、カルビサルは脂身の少ないロースに近い部位で肉のうまみがよく伝わってくる。

肉をもっと食べたければ、アンチャンサルもカルビサルも1人分(150g)18,000ウォンで追加できる。

【 気になる韓国、ソウルの今vol.34】「SSADAアンチャンサル1994」のアンチャンサル

この店は、50代くらいに見える主人(男性)の物腰がやわらかく親切で、とても居心地がよい。

私がこの店を利用したときは、となりの席で近所の会社の同僚らしき男性6人が肩の力を抜いて楽しげに肉を焼き、ソジュをあおっていた。

店の前の通りは広く、クルマの出入りは少ないので、外にドラム缶テーブルとプラスチックの椅子を準備してもらい、夜風を浴びながら肉と酒を楽しむのもいい。

「SSADAアンチャンサル1994」

中区乙支路4街181 11時~23時 土日休 乙支路4街駅から徒歩1分。同駅8番出入口を出て歩道を道なりに進み、最初の路地を左折すると左手に見えてくる

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鄭銀淑:ソウル在住の紀行作家&取材コーディネーター。味と情が両立している食堂や酒場を求め、韓国全土を歩いている。日本からの旅行者の飲み歩きに同行する「ソウル大衆酒場めぐり」を主宰。著書に『美味しい韓国 ほろ酔い紀行』『釜山の人情食堂』『韓国酒場紀行』『マッコルリの旅』など。株式会社キーワード所属。