明かりがほぼ無い中でも、きちんと障害物や部屋の形状を理解しているようで、昼間動いている時と同じように器用に障害物を避けたり、壁沿いをしっかりと掃除しています。
動作音は際立って静かというわけではなく、お掃除ロボットの中では標準的。しかし家庭用の掃除機よりも控えめなことは確かです。以下は日中撮影した動作音です。
音はそこまで大きくありませんが、段差を乗り越える際はガタンという音が発生します。
我が家の場合は戸建てで寝室は2階、就寝中に1階のリビングをお掃除されてても、よっぽど耳を澄まさない限り騒音や振動は聞こえて来ませんでした。一戸建てかつ段差の少ないバリアフリー住宅であれば、夜間でも気にならないレベルです。
一方で、振動が階下に伝わる集合住宅では、夜間のお掃除は難しいかもしれません。しかし、「Botvac D5 Connected」は昼間でもお掃除できます。出かける前にはカーテンや雨戸を閉めるという防犯・プライバシーに気を使うご家庭でも活躍してくれるでしょう。
レーザーセンサーの威力は素晴らしく、狭いソファと壁の間も器用に入り込んで、しっかりとお掃除していました。撮影の為にフラッシュを利用しましたが、真っ暗闇の中でこの隙間に入っていけることから、計測の正確さが伝わります。
リビングからスタートして、和室、キッチン、脱衣所、最後にエントランスと、1階部分をテキパキとお掃除。明りの無い状況でも迷いなく部屋の形に沿って効率よく動いていました。
また、椅子の脚、テーブルの脚は念入りにくるくる回っていたのが印象的です。ホコリが貯まる場所なので、これは嬉しい気配りです。
ピカピカのリビングで、気持ちのよい朝が来た
寝ている間にすっかりお掃除は終わっていました。1日の始まりをキレイなリビングでスタートできるのは、やっぱり気持ちいいですね!
充電ドックに戻っていたネイトのダストボックスを確認したところ、綿埃や髪の毛、糸くず、子どものお菓子の破片など、がしっかりと取れていました。これだけお掃除できていれば、日々のお掃除はロボットに頼りっきりでもいいかもしれません。
なお、軽いゴミの多くはフィルターにくっついているので、ティッシュで拭き取って簡単に捨てられます。
お掃除が終わるとスマホに通知が届き、お掃除のマップとお掃除時間が表示されます。
- 白い点々…計測された部屋の全体図
- 赤いアイコン…ネイトの現在地
- 色が塗りつぶされている場所…お掃除出来た場所
- 塗られていない場所…お掃除できなかった場所
となります。地図を見る限り、行ける場所はほぼ到達できています。右下の黒いエリアは、玄関ポーチで段差がある場所。段差のギリギリまでお掃除してくれていることが伝わります。
1階部分、ソファやテーブル、テレビボードなどを回避しつつ41平米を掃除してかかった時間は43分。部屋の形状を理解して、効率的に動くため掃除にかかる時間も少なめでした。
夜にお掃除できるか?は住環境にもよりますが、「部屋の明るさに性能が左右されない」というメリットはこのシリーズならではの魅力です。
寝る前にセットして寝室からスマホでお掃除開始、もしくはスケジュール設定をしておいてもいいですね。それだけで毎朝、お掃除の準備が無くなる!と考えると、ガッツポーズしたい気分です。
この「Botvac D5 Connected」の価格は7万円前後。戸建てなどの「夜お掃除」ができる環境なら、いつもより気持ちよい朝を迎えられるでしょう。