新しいことにふれる

「次はデートでどこに行きたい、という提案がなくなりました。前はもっと積極的に言ってくれていたのに。毎回どちらかの家でゴロゴロとか、地元のいつもの店でごはんとかだと、新鮮味がなくてますます倦怠期が深くなりそうです」(28歳/IT)

良くも悪くも落ち着いた関係になると、新しいスポットに出かけたり、まだ出かけたことのないエリアに遊びにいったりする機会は、以前と比べて少なくなりやすいですよね。ふたりでいろいろなものを見て、ふれて、思い出を作りたい男性にとって、それは切ないと感じられるようです。

会う度に毎回でなくてもいいので、「次は◯◯をしたい」「◯◯に行きたい」など、「あなたと新しいことをやってみたい」意思を示すことで、それを受け取る側の男性の気持ちも変わります。ふたりでいることを楽しむ姿勢を見せるのが大事。

身だしなみに気を使う

「気を許してくれている、リラックスしてくれているのは嬉しいですけど、自分と一緒にいるとき、すっぴんが増えたのはちょっと複雑な気持ちですね。彼女、都心に外出するときしかお化粧しないんですよ…。地元の飲食店だとすっぴんで出かけるんです」(33歳/メーカー)

交際が始まったばかりのころは、自分をきれいに見せようと、メイクやファッションもばっちりだった彼女が、次第にズボラ化し、見た目に気を配らなくなる…代表的な「倦怠期あるある」のひとつです。

いくら関係が落ち着いたとはいえ、男性は彼女にきれいでいてほしいもの。逆もしかりですが…。一緒にいるときは常に、と言うつもりはありませんが、無理のない程度に見た目に気を使うのが◯。彼を異性として意識していますよ、と伝わります。

倦怠期はふたりの時間を積み重ねてきた証ともいえます。お互いの努力や工夫で乗り越えることができれば、ふたりの関係性はより良いものに進化するはずです。

フリー編集者・ライター。岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。