痛風対策には漢方薬もおすすめ
痛風対策には心とからだのバランスを整え、不調の根本原因からアプローチする漢方薬を活用するのもおすすめです。肥満による尿酸値の上昇も痛風の原因となるため、漢方薬で肥満の改善を目指すことは痛風予防につながります。
そのため、痛風対策には、「関節の腫れや炎症を抑える」といった作用で痛みを和らげ、「脂質代謝を高め、脂肪燃焼を促進する」「自律神経を整えてストレス過食を防ぐ」などの働きのある漢方薬を選びましょう。
<痛風対策におすすめの漢方薬>
・防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
血流や水分代謝を促して余分な老廃物を排出し、脂質代謝を改善して脂肪の燃焼を促進します。おなかの脂肪が気になる人や便通が悪い人におすすめです。
・大柴胡湯(だいさいことう)
胸部(胆のう、膵臓、肝臓)の熱を取り除き、働きを整えることで脂肪代謝を促します。食欲旺盛で便秘気味の人におすすめです。
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痛風は一度発作が起きると強い痛みで生活に大きな支障を与えますが、日頃の生活習慣を見直すことで予防や再発防止が可能です。食事の工夫や適度な運動など、できることはたくさんあります。
自分に合ったセルフケアを少しずつ取り入れ、健康的な日々を目指しましょう。
<参考文献>
※1 厚生労働省健康日本21アクション支援システム~健康づくりサポートネット~「高尿酸血症」
※2 厚生労働省健康日本21アクション支援システム~健康づくりサポートネット~「アルコールと高尿酸血症・痛風」
※3 厚生労働省「アルコール」
※4 公益社団法人長寿科学振興財団健康長寿ネット「ビタミンCの働きと1日の摂取量」
<この記事の監修者>
あんしん漢方薬剤師
中田 早苗(なかだ さなえ)
デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。


























