と言いながら、問屋街脇の屋台「第一名香雞排」で台湾名物の鶏唐揚205円(55元)だけはしっかり堪能。注文してから揚げてくれるそれは、めちゃめちゃ大きくて、ジューシーで黒胡椒をたっぷりかけたスパイシーな辛さがクセになる。一気に食べちゃいました。
●第一名香雞排
台北市松山路119巷
最後の締めは火鍋食べ放題
でも、台湾での本当の最後の晩餐はこれから。MRTで「台北」へと戻り、市内で複数の店舗を展開する火鍋の名店「天外天精緻麻辣火鍋」に急行しました。
火鍋がいいのは最高級の牛肉を赤と白の2種類のスープのバランスを自分の好みで調整できるところだけど、このお店では新鮮なお肉や野菜、フルーツ、さらにはハーゲンダッツのアイスクリームまでバイキング形式の食べ放題。食べたいものを食べたい量だけ、専用のクーラーケースから自分で取ってきて、好きなだけ食べられるから食いしん坊にはたまりません。もう食べられない! と思うまで”食べる幸せ”を満喫しました。
●天外天精緻麻辣火鍋
台北市中山區民權東路地一段72號
PHONE (02)-2671165
●天外天精緻麻辣火鍋 台北西門店
台北市萬華区昆明街76號2樓
PHONE (02)-2314-0018
台北ツアー3日目:台湾ではオーガニックがブーム!?
最終日は、美容や健康にこだわる台湾美人の秘密を探りに、まずは「西門」から駅ふたつの「善導寺」にある高級オーガニックフードの有名スーパー「天和鮮物」を目指しました。
ここでは天然酵母パンや有機野菜などの健康を配慮した食材から洗剤まで豊富に取り揃え、イートインスペースで「親子丼」が食べられるほか、地下にはレストラン「海島食堂」を併設。
私たち、いや、私のここでのお目当ては栄養満点の食べるドリンク“精力湯”を飲むことです。美容や健康の目的によって有機野菜や果物、ナッツなどの配合が異なるドリンクがいろいろあるけど、その中から、胃腸を整える効果がある緑色の酵素精力湯と貧血気味の人にオススメという赤紫色の甜菜根精力湯をオーダー、共に350ml、617円(165元)。
どうでしょう、この野菜たっぷりの迫力! ふたつを飲み比べたわけだけど、どちらも暴飲暴食をしてきた身体にじわじわと染み渡り、本当に効いている感じがします。たっぷりあるから、これだけでお腹がいっぱいになりそう。毎朝これを飲んでいたら(食べていたら?)、美容にいいかもしれないって思いました。
●天和鮮物旗艦店 TANHOU
台北市北平東路30號
PHONE (02)-23516268
その後、コーヒーで一息入れるために近くの文壇カフェ「Café Philo」にも立ち寄った私たちだけど、台湾を発つまでの残り時間の間にはまだまだやりたいことがあったので、先を急ぎました。MRTを「忠孝新生」で乗り換えて向かったのは「東門」にある雑貨街。最後はやっぱりショッピングしたい!
●Café Philo
台北市中正區紹興北街3號
service@cafephilo.com.tw
PHONE (02)-33221096
駅を出ると、オシャレな雑貨屋さんが軒を並べている。迷っている暇はない! というわけで、いちばん手前の「圓融坊 PANAPINA」に飛び込みました。そうしたら、ここが大当たり! 紫檀(ローズウッド)や牛の骨、水牛の角などを使ったハンドメイドの箸や箸置きから、胡蝶蘭の入った石鹸、布製品、チャイナドレスまで多彩な品揃えで、どれもクオリティが高い。カラフルで刺繍など凝ったデザインが施されたチャイナ風雑貨に心を鷲掴みにされちゃいました。
●圓融坊 PANAPINA
台北市大安區永康街二巷12-1號
PHONE (02)-23222981
もうこれで、台湾でやりたいことは全部やったかな? そんな至福の気分でいたら、私が買い物をしている間、近所を散策していた相方が「有名店があった。まだ時間があるから、あそこで最後のランチをしよう!」と目の色を変えている。
それで言われるままについていくと、確かに店の前にはすでにすごい行列が。そう、そこは台湾で最もポピュラーな牛肉麺の名店「永康牛肉麺」(1963年創業)だったのです。
店内に入ると、平日だと言うのに、地元の家族や近所のサラリーマンでいっぱい。私たちが通された2階も大勢の人たちで賑わっていて、棚に置いてある複数のおつまみから好きなものを選んで、お酒を美味しそうに呑んでいる人たちもいる。
でも、私たちには時間がないから、看板メニューの“紅焼牛肉麺”小・673円(180元)と“粉蒸大腸”374円(100元)をサクッと注文。前者はたっぷり入ったぷりぷりの牛スジの上にラー油がどっさりかけられた醤油味の激辛麺だけど、その辛さが後をひく美味しさで、いつまでもスープをすすっていたくなる。
後者の方はサツマイモともち米と白モツを蒸したもので、これは日本では食べられない味。いや~台湾の食はまだまだ奥が深いと改めて思いました。
●永康牛肉麺
台北市金山南路二段31巷17號(金山停車場巷内)
PHONE (02)-23511051
この後、私たちはホテルに戻って荷物をピックアップし、「台北」駅近くのターミナルからバスで空港へ。最後にはもちろん空港内でも悪あがきの食事をして、心から満喫して帰ってきました。約5万円でこんなに楽しめるなんて、ちょっとびっくりしませんか? エネルギッシュで美味しい台湾のすべてが味わうために、行かないのはもったいない。あなたもちょっと出かけてみませんか?
「台湾旅行、ひとり5万円以内の旅」内訳
(※2014年12月、台湾1元=日本3.74円ですべて換算。都心から成田空港までの往復交通費2000円、カプセルホテル宿泊代3900円~を入れてもほぼ5万円!)
●1日目
Easy Card(電車ICカード)チャージ 454円
京鼎楼 550円
正大休間茶館(猫空cafe巷) 651円
猫空山水客 1331円
猫空-台北市 タクシー 860円
臨江街観光夜市 カキ氷 102円
臨江街観光夜市 十全排骨 魯肉飯 56円
臨江街観光夜市 台南意麺 168円
マッサージ 2,990円
●2日目
泡抹早餐店(洋式朝食)261円
来来順 156円
芷羚論命(ツーリンロンミン/文鳥占い) 2,805円
天一香 154円
邢記鼎邊趖 205円
金枝紅糟「素」肉圓 130円
Chiu Chunt Dint B & B「九重町」 510円
第一名香雞排(鶏唐揚げ)205円
九份→松山 タクシー 2,244円
Easy Card(電車ICカード)チャージ 523円
天外天精緻麻辣火鍋 2,649円
●3日目
天和鮮物 617円
Cafe Philo 606円
永康牛肉麺 1047円
台北市→桃園空港 バス 467円
Easy Card(電車ICカード)チャージ 374円
ホテル1泊 4,114円×2泊 8,228円
航空代金(成田⇔台湾)16,430円
お土産代 2,000円
合計:46,773円!