栗などの旬の食材を包んだクレープも再登場

【Atelier Y】 作りたてを渡してもらえる和栗のモンブラン

パンと同日、クレープを再スタートした。旬の食材を使った宝石のようなクレープだ。

10月は、「和栗のモンブラン」(1,400円)、「紫芋のモンブラン」(1,300円)、「いちじくトンカ」(1,300円)の3種類。オーダー後、厨房で焼いたクレープにいろいろな具材をはさんでくれる。店内のカウンターか、店頭のテーブルで食べることもできる。

【Atelier Y】 公園に面したカウンターでクレープをいただくこともできる

和栗のモンブランをオーダー。マロンクリーム、マロンブリュレ、渋皮栗、ジュレフランボワーズ、ほうじ茶キャラメルソース、カシスソース、クランチ、和栗クリームがクレープに包んであるそうだ。

食べ進めるにつれ味わいが刻々と変化する。甘かったと思ったら酸味を帯びたフランボワーズが顔を出すなど七変化なクレープだ。

【Atelier Y】 2025年11月のクレープ。左から洋梨キャラメル、和栗のモンブラン、Wチーズベリー

11月はクレープの新作が登場した。和栗のモンブランは継続するが、「洋梨キャラメル」(1,300円)と「Wチーズベリー」(1,300円)をリリース。いましか味わえない、旬の食材ありきの、一期一会なクレープなのである。

バケットや塩パン、カレーパンも焼く予定

「なかなかパンを焼けませんでしたが、夢をひとつ実現させることができました。でも、まだ焼きたいパンがあります」

バターの甘さを引き立てたパンを焼き始めたが、今後はバケットや塩パン、カレーパンも焼きたいと思っているというのだ。

「バケットを求めてお菓子屋に来てもらえたら嬉しいです。日常使いできるパンを出していきたいと思っています」

そのためにはスタッフを充実させたり、パンをどこに置くかといった物理的な課題も多々ある。とはいえ、バケット好きとしては、山﨑シェフがどんなバケットを焼くのか、大いに気になる。早く焼いてほしいものだ。

【Atelier Y】

住所/ 千葉県八千代市ゆりのき台1-11-5ソフィアグレース八千代

電話/047-411-4438

営業時間/11:00 ~18:00

定休日/火曜、水曜不定休

八千代中央駅徒歩1分

『マルエツ八千代中央駅前店』の第1~第3 駐車場を利用可能

1,000円以上の購入で20分の無料券をもらえる

※価格はすべて税込

東京五輪開催前の3歳の時、亀戸天神の側にあった田久保精肉店のコロッケと出会い、食に目覚める。以来コロッケの買い食いに明け暮れる人生を謳歌。主な著書に『平翠軒のうまいもの帳』、『自家菜園のあるレストラン』、『一流シェフの味を10分で作る! 男の料理』などの他、『笠原将弘のおやつまみ』の企画・構成を担当。