パーティや会食といった非日常のシーンで、いつもより上品に振る舞えたらいいですよね。よそ行きの洋服やメイクには特別な振る舞いが似合います。
大人の振る舞いができたら仕事や婚活などでも、ぐっと評価が上がるというもの。
今回は、2万5000人に選ばれる人気マナー講師、Seocolor Academy 代表の瀬尾 姫民(せお ひさみ)さんの著書『お食事から身につける美しい日常』から、素敵な女性に見えるちょっとしたポイントをご紹介していきます。
1: 美しい姿勢はすべての基本
「グローバル社会でも姿勢はその人の育ちや地位など文化的なレベルを表すと言われます。私たちも相手に与える第一印象はこの姿勢の良し悪しで決まると言って過言ではありません」
姿勢が正しい人は心と体にしっかり軸が通っているので、いつも変わらない安定した穏やかな状態でいることができ、周囲にも「安定感」や「信頼感」、「安心感」を与えます。
2: お辞儀はTPOで変える
日本文化での挨拶はお辞儀。ですが美しいお辞儀をしている人は少ないものです。
「首だけを曲げたり、猫背で体を倒したお辞儀では、だらしない印象になってしまいます。
好感度もアップし、相手に心を届ける美しいお辞儀をマスターしましょう。
挨拶でお辞儀をする場合がもっとも多いですが、挨拶は言葉を先に行ってから、お辞儀をする「語先後礼」と覚えておきましょう」
〜TPOで変える頭を下げる角度〜
15度(会釈)……すれ違う時
30度(敬礼)……挨拶時
45度(最敬礼)……深い感謝や謝罪
3: 優雅な印象で手土産を渡す
お呼ばれで手土産を持参する場合、どのように差し出すのがいいのでしょうか。以下の3ポイントを注意してみましょう。
- 体ごと相手の方を向き、笑顔でしっかり視線を合わせます。
- 体の中心で、手土産を両手で持ちます。このとき指先を揃え、美しさを心掛けましょう。
- 遠くにある物は一度自分の方に引き寄せてから正面を向け、相手が受け取りやすいようにお渡ししましょう。「間」を置くと、優雅な印象に!
4: 右の物は右手で、左の物は左で指し示す
話をしている時や説明する時、人や物を指す場合は良くありますよね。そんな時に美しい印象を残すには以下のポイントが大切です。
- 口角を上げ笑顔で相手→指し示す方向→相手へ視線を合わせます。
- まずは指を軽く揃え、手のひらを相手に向け指し示します。
- 右の物は右手で左の物は左で示しましょう。