5: ワイングラスの脚を持つとエレガントに

乾杯の時や洋食の時に欠かせないワイングラスやシャンパングラス。美しく持てていますか?

「ワイングラスを持つときは、指を揃えてステム (脚)を持つとエレガントになります。もう片方の手は添えません。

乾杯するときは、軽くグラスを持ち上げます。グラスとグラスは合わせずに、アイコンタクトで目と目を合わせ、コミュニケーションを図りましょう」

6: 温顔で好感を与えるのもマナー

素敵な人は話しやすく、好感度が高いものです。好感を与えることはマナーの一つ。

「人に好感を与えること、このことは国際的なマナーのエチケット3原則の一つにもなっています。

誰からも好感を持たれ愛される人は、温顔です。美しく整った顔立ちは生まれ持ったものですが、温かさのある優しい顔は心の在り方や日々の習慣から作られていくもの。

誰でも心掛けることで温顔になれます」

目は口ほどにものを言うといいますが、温顔の特徴は優しい「目元」。

「目を見ればその人の心がわかります。言葉では優しいことを言っていてもきつい目つきになっていたり、笑顔であっても目が笑っていなければ美しい笑顔には見えないものです。

下から見上げたり、視線を外したりせず、相手と同じ目線で優しい眼差しを送りましょう」。

心からの優しさは目に宿ります。

7: 余韻を残して美女オーラを高める

また会いたいと思わせる印象的な人は余韻のある人です。

「美味しいものを食べた後、「またこの料理が食べたい!」「またこのレストランに来たい!」と思うことがありますね。

同じように「また会いたい」と思わせる印象的な人がいます。料理や接客あるいはその人の魅力や個性が余韻となり、記憶に残るのです」

〜余韻を残すような女性の魅力〜

  • 周りへの心配り
  • 美しい姿勢や身のこなし
  • 心のこもった挨拶
  • 温顔で優しい眼差し
  • 丁寧な言葉遣い
  • 上品で清潔感のある装い
  • 美しい食事の仕方

これらを意識することで、相手に余韻を残すことができるのです。

「外見の美しさに内面の美しさや日々の丁寧な暮らし、育ちといったものが表れた「本物の美しさ」を感じる女性は好印象を与え、余韻を残すのだと思います」と瀬尾さん。

非日常のシーンでも、何より大切なのは周りへの心配り。

また、取り繕った華美さよりも内面の安定感といった優しさが魅力となってあらわれるようです。

パーティなどでは気疲れしてしまうという人も少なくありませんが、マナーや好感を持たれる方法を知っていると肩に力が入らず、その場を楽しむことができるようになるでしょう。


参考書籍
瀬尾 姫民著『お食事から身につける美しい日常』(中日新聞社)

【監修】
瀬尾姫民(せお ひさみ)……Seocolor Academy代表。
一般社団法人日本プロトコール&マナーズ協会認定サロン。1993年イメージコンサルタント資格を取得。
2005年Seocolor Academyを設立。カラー、ファッション、ブライダル、プロトコール&マナーの分野において個人及び企業向けコンサルティング、セミナー、研修、育成を行う。
ホテルナゴヤキャッスル主催キャッスルアカデミー「トータルビューティーレッスン」や主催するエレガントマナー講座、和の作法&テーブルマナーレッスンも毎回キャンセル待ちと好評。
ブライダルやデパートイベントのプロデュース、TV出演、人気女性誌での掲載など多分野で活躍する美のスペシャリスト。『なごやの冠婚葬祭』監修。著書に『お食事から身につける美しい日常』がある。

美容ライター。美容誌の編集を経て、ビューティ&ヘルス、フード、ファッション、ナチュラルライフなどについて執筆。美容ブログ『SimpleBeauty』でもコスメ情報を更新中。WebメディアのほかHP、紙媒体も手掛けています。