40代・50代からの家計リセット3つのポイント

まずは固定費を見直す

最初に取り組みやすいのが固定費です。保険料や通信費、サブスクなどは、見直さないまま長年続いていることも少なくありません。

特に生命保険は、子どもが小さい頃のままというケースも多く、今の家族構成に合っていない場合もあります。

固定費は一度整理するだけで、毎月の負担が軽くなる可能性があります。

老後資金をざっくり把握する

次に大切なのは、将来のお金の全体像を知ることです。年金の見込み額、現在の貯蓄、退職金などを大まかに確認するだけでも十分です。

「足りているかどうか」よりも、まず現状を知ることが重要です。見える化することで、不安は漠然としたものから現実的なものへと変わります。

自分のための「楽しみ予算」を作る

忘れてはいけないのが、自分のためのお金です。

子育て中は後回しにしてきた旅行や趣味も、これからは少しずつ取り戻していけます。

お金は将来のために貯めるだけでなく、今を豊かにするためにも使うもの。あらかじめ「楽しみの予算」を決めておくと、日々の満足度もぐっと上がります。

子育てが終わると、人生はもう一度広がる

これまで家族に使ってきた時間とお金

子どもが小さい頃は、自分の時間を持つ余裕もなく、家族中心の毎日だった方も多いでしょう。

お金も時間も「誰かのため」に使うのが当たり前だったはずです。

これからのお金は「自分の人生」のために

子どもが独立すると、時間にも気持ちにも余裕が生まれてきます。

これからは、その一部を自分のために使ってもいい時期です。家計を少し整えるだけで、選択肢は想像以上に広がります。

今日からできる「家計リセット」3つのこと

子どもが独立すると、生活のリズムも家計も大きく変わります。大きなことを始めなくても、まずはできることから少しずつ家計を整えていきましょう。

最近1年間の家計をざっくり振り返る

まずは教育費がどのくらい減ったのかを確認してみましょう。

通帳やクレジットカードの明細を見るだけでも、お金の流れは見えてきます。「毎月どのくらい余裕ができたのか」を知ることが、家計リセットの第一歩です。

固定費を一つだけ見直してみる

保険や通信費、サブスクリプションサービスなど、固定費の中から一つだけでも見直してみましょう。全部を一度に変えようとすると大変ですが、一つ整えるだけでも家計は少し軽くなります。

自分のための「楽しみ予算」を決める

旅行や趣味など、自分のために使うお金をあらかじめ確保しておきましょう。それだけで、これからの生活にちょっとした楽しみが生まれます。

子どもが独立した今は、家計を整え直す絶好のタイミングです。

無理なくできることから始めて、自分らしいお金の使い方を見つけていきましょう。

【執筆者プロフィール】鎌倉 一江

キッズ・マネー・ステーション認定講師、CFP®、FP技能士1級、終活アドバイザー

長野県松本市出身。音楽大学卒業後、ピアノ調律師、個別指導塾教室長を経て金融業界へ。金融業界転職のきっかけはカンボジア学校支援と相続(争続)。現在は、会社員として乗合保険代理店で社員教育、企画営業、個人で、執筆・金融教育を行っている。

「見えないお金」が増えている現代社会の子供たち。物やお金の大切さを知り「自立する力」を持つようにという想いで設立。全国に約300名在籍する認定講師が自治体や学校などを中心に、お金教育・キャリア教育の授業や講演を行う。2023年までに2000件以上の講座実績を持つ。公式サイト「キッズ・マネー・ステーション