千差万別「パンチラ」シチュエーション

一見、どこが"チラリ"しているか分からない作品もあるのだが、じっくり"チラリ"部分を探してみるのも面白い。シチュエーションも風、階段、犬のイタズラ、コインランドリー、演奏会、カバンでひっかかって・・・などなど多種多様。 憧れだったり、あるあるだったり、男性と女性で印象が違うものもあるかもしれない。

個人的に印象的だったのは、ユッーキー[ノンアート]さんの作品。女性アイドル(コスプレイヤーかも?)撮影会の模様をユーモアと皮肉を交えて作品にしている。タイトルもなかなか深いものがあって、思わずニヤリとしてしまった。

 

ののみーさん

衝撃だったのはこちらの凛々しい男性。実は彼の右側にある作品のモデルである。思わず本人と作品を見比べてしまったが、作品タイトルを見て納得。

ののみーさんは女性キャラクターの表現を主な活動とする男性コスプレイヤーだ。男性のままでも美形だが、写真集を見せてもらい男性でここまで女性キャラを表現出来るとは・・・と驚いた。

そしてやっぱり気になるのはパンツ。「このパンツって女性用ですか・・・?」と大変失礼な質問をしてしまったのだが『結構聞かれるんですけど、良く見れば分かりますよ!』とさわやかな笑顔で答えてくれた。

 

パンチラ作品を堪能するうちに、会場に入る前に感じた気恥ずかしさはいつの間にか消えていた。様々なパンチラの表現があり、様々な受け取り方がある。そこにあるのはただの布(パンツ)ではない、という人もいるだろう。

人の数だけパンチラがある。ナマダさんの言葉を借りるなら「誰にとっても正解などあるはずもない大宇宙それがパンチラ!」。

あなたはスカートの奥に何を見るだろうか?

2015.02.09 文・写真 篠崎夏美

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