マッチョの肉体も堪能できるのがマッチョ狩り。
マッチョに我々が狩られる(=強制お姫様だっこ)なのか、マッチョを我々が狩る(=筋肉を楽しむ)のか、良く分からないがきっと“狩り・狩られる”のがマッチョ狩りなのだろう。
元々温かいビニールハウスの中が、熱気と興奮でさらに暑くなる。 イチゴ畑のあちこちで筋肉を披露するマッチョ、筋肉を愛でる参加者という光景が繰り広げられるシュールな空間だった。しかし、マッチョの筋肉を愛でながらイチゴを狩り、 マッチョに抱えられてイチゴを食べるマッチョ狩りは、これまでに体験したどんなイチゴ狩りより楽しかったと断言できる。
帰りもマッチョが参加者をバスまで運ぶ。お姫様だっこ以外にも様々なスタイルがあったが、意外に多かったのは「担がれる」スタイル。はたから見ると人さらいだが、女性たちには好評。
2月末、風はまだ冷たい。移動中はさすがに服を着るマッチョたち。服で筋肉が隠れると、意外に普通の人と変わらない……? と思いきや、やはり肩から二の腕にかけての太さが尋常ではない。
これだけ筋肉があると、ピッタリした服は着られないこともあるのだとか。そのため多少ゆったりめの服を選ぶ事が多いそう。ニットは伸縮性があるため、マッチョボディにも対応するので良いらしい。マッチョに服をプレゼントするときは、大き目サイズを選ぶか、ニットカーディガン(セーターだと首回りが入らないことも) などが良いかもしれない。
移動中花畑を通りかかると、おもむろに一人がポーズを取り始める。すると、やはり他のマッチョが集まってきて、撮影会開始。さっき服を着たのにまた脱いでいる。