C:長年バンギャルをやっております、Cです(笑)。AliceNineにハマったきっかけは…、そうですねあまりBさんと変わらないですけど、元々私もthe GazettE好きで…。当時のV系シーンにとってthe GazettEは、雅-miyavi-(MIYAVI)さんとともに、ヴィジュアル系シーンの中ですごく勢いがあってV系の入り口みたいなバンドだったんです。
で、さっきBさんが言ったように、「(アリス九號.は)ヴィジュアル面が超やべえ!」って思ったんです。
B:あれは衝撃的だったよね!
C:「こんなにイケメンが揃うんだ…!」って思いましたね。当時は上京前でド田舎に住んでいたので、「音源ギャ(※CDなどの音源を中心に楽しむバンギャルのこと)」だったんですよね正直。でも好きになっちゃったもんはしょうがないから。
で、当時の学校の先輩が濃いバンギャだったんですよ。その先輩たちから音源を借りて色々聴きました。最初は色んな人が言うように将くんの歌声が特徴的だから、正直抵抗あったんだけど、段々聴いてくうちに麻痺していくっていうの?「やばい将さん素敵ッ!」ってなって(笑)。
一同:(笑)。
B:私は最初から将くんの声、好きだったよ(笑)。
C:当時はさ、こういうAliceNineみたいなキラキラしたバンドって受け付けない人も結構いたじゃない。でも聴いていくうちにどんどん好きになって。他のバンドと比べてなんていうんだろう…、「明るい」ですよね。曲とか、雰囲気とか。あと、歌詞がファンに向かって書かれてるところが好きなんです。
D:そうそう。
C:そんな感じでずーっと「良いな、好きだな」って思いがくすぶっていて。でも学生だった事もあってずっとライブには行けず。初めてライブに行った時は、そうですね…、「この人達、本当にすっげえな」って。ずっと好きだった分、それが全部爆発したような初ライブでした。そっから更に大好きになっちゃいましたね。
A:泣ける話だー…。
C:音源的に言ったら、そうですね。『華想夢想紙(アルバム・05年)』あたりをGEOで借りたりとか。実家の周辺田舎過ぎてTSUTAYAすら無いんですよ!
一同:(笑)。
C:『銀の月 黒い星』『闇ニ散ル桜』『百合は蒼く咲いて』の三部作(シングル・05年)ぐらいだなー。でもライブで言うと09年の『UNTITLED VANDAL(ism)#FINAL 「Graced The Beautiful Day」』東京国際フォーラムAで初めて彼らをみたのかな。
一同:えーっ!
A:4年くらい経ってますよね、そこまで思いを煮詰めての初ライブってヤバかったんじゃないですか?
C:そうそう、だから感動して余計大好きになったんだよね。やっと会えたから。がっつりハマったのはそこが最初かもしれない。
D:音楽業界で働いている、Dです。AliceNineを知ったきっかけが、私が中学2年生の頃に2コ上の姉が高校で軽音部に入ったんですよ。で、「ゲッカヨ」という雑誌を買ってて、それにAliceNineが載ってて。『TSUBASA.(シングル・07年)』の時ですね。
――07年というとたしか『HEY!HEY!HEY!』にも出てましたね。メディア露出も多かった時期というか。
C:そうそうそう!あとNaoさんが浜ちゃんに蹴り入れられてましたよね。
B:Naoさん、「アキバのアは愛してるのア」とか言ってましたね(笑)。
A:Naoさん、「アキバに行くと心がモキュモキュするんです!」って言って松っちゃんにつっこまれて…。
B:将くんはあの時すら噛んでたからな…。「あぃすないんの将れす」…。
一同:(爆笑)。
C:茶の間のファン真っ青でしたよ!(笑)
B:あれ、リアルタイムで家族と見てたけど何だか無性に恥ずかしくて。子供を見守る親のような心境でした(笑)
A:でもAliceNineのファンって見守るようなところありますよね。アイドルのファンと似た感じがあるというか…。音楽や世界観にのめり込んで熱狂するって言うよりは、AliceNineに寄り添って一緒に青春を共にしたり、人生を歩んでいくかんじ。
B:バンドに寄り添うって、ヴィジュアル系のファンには少なからずあるものですけど、一般的なヴィジュアル系のファンとは、Alice Nineのファンは違う気がします。息子を見る目っていうか(笑)。ちょっと良い意味でぶっ飛んでる(笑)。
D:良い意味でね(笑)。