――ではAさん、ヒロトさんの魅力とは?

A:Cさんも言ってくれたようにステージの上の輝きとかオーラとかが凄まじいと思います。キラキラしてて、エネルギッシュに全力で客にぶつかって来て、客席一人一人に心を配って、楽しい気持ちを共有するようなライブをするんですよね。あとヒロトさんって1つのライブで出す音が多彩なんですよ。「ここギターで出すんだ?!同期じゃないんだ!ギターってやっぱ面白い楽器だなあ。」って思わせてくれる。そういうのもあって、めちゃくちゃ速弾きするとか、テクニックが超人的とかじゃないのに、目を奪われてしますんですよね。

あとなにより、おもてなしの気持ちを凄く持った人だと思います。CDやチケット代って決して安くないし、時間をさいてライブ行ってるわけじゃないですか。そのことを凄く大切に考えてくれているんだなって感じる事が多いです。「ありがとう」の気持ちを行動で見せてくれるんですよ。あ、ライブグッズのデザインってヒロトさんがしているんですけど、Twitterでファンにライブグッズのアイディア聞いたり、それ以外にも色々意見を聞いたり、そういうのとかもファンは嬉しいじゃないですか。まあ、こんなんじゃぜんっぜん語り足りないんですけど、とりあえず大好きです!

――ありがとうございます(笑)。次は虎さんについて伺いたいです。

A:虎さんの作る曲ってギタリストっぽいというか、『Heart of Gold』とかまさにそれで最高だなと思うんですけど、リフがキャッチーで、センスがあって大好きです。ググッとテンション上げてくれるライブ映えする曲作る印象が強い。あと、喋りが立つのが凄いですよね。ニコ生の司会とかMCとか、「この人天才的に喋れるんだな!」と(笑)。

C:虎曲は私も1番好きだなー。あと1番ギャップ萌えな人だなと思う!

B:そうだね(笑)。意外と可愛い人で、一部ファンからは「妖精」とまで言われていたり(笑)。

――「妖精」?

C:「この人、この見た目でこのガタイの良さでこんなお茶目なの?!」みたいな(笑)。

D:ライブ中とか凄くニコニコしてるんですよ!可愛い!

B:ちょっとクールな感じだったのがなんか段々もの凄く楽しそうにステージに立つようになって。ニコニコしながら客席煽ったり、ライブ中にくるくる動き回ったり本当に楽しそうなんですよね。ライブ中にふと目を向けて、虎さんが楽しそうだとテンション上がります。

C:AliceNineってさ、バンドとしてのカラーはありつつ各作曲者の個性は全然違うから、アルバム聴くと誰の曲か大体分かるよね。因みにSEはヒロトさんが作ってます。なんかヒロトさんの作る曲って個人的に90年代臭っていうか、そのぐらいの時の音楽へのリスペクトがある感じがする。

A:ヒロトさんって近年は特に、こだわりが強いアーティスティックな曲を作る印象があります。最近だと『from KURAYAMI』とかめちゃ良かったですよ。情緒的でメロウなものというか。その要素と表題曲に必要なキャッチーさが上手くマッチした名曲が『MIRROR BALL』だと思います。個人的に1番好き!

C:私は『Alpha』収録のSEの『Cradle to [Alpha]』が好き。

A:あー、あれはやばいですね!SEほんと泣ける…。『Supernova(アルバム・14年)』の『Prelude-resolutionー』もやばい…!

B:あれは最高!

C:私『Supernova』の曲であれが1番好きだもん(笑)。

B:AliceNineは本当にSEが良いバンドですよね。

D:わかります。

A:そのアルバム発売ツアーの最初でも大体かかるんですけど、ツアーの回数を重ねるごとに更にSEが良く聴こえてくるっていう…。

B:家で聴いてもライブの思い出が蘇ってテンション上がるよね。

A:『Supernova』の『Prelude-resolutionー』は10周年を迎えるAliceNineっていう状況にもすごく合ってた。私アジアツアーの台湾に行ったんですけど、飛行機の中から空を見ながら『Prelude-resolutionー』聴いてて泣きそうになったし、異国の地でいよいよステージにAliceNineが出てくる!って状況で流れた時は「ああ、これは遠い国でAliceNineを待ってた人達の為の曲だったんだなあ」と凄く感動しました。