「すぐに息が切れて疲れやすい」「眠ってもすっきりしない」「肩や首がこりやすい」と感じることはありませんか? その不調には、呼吸の浅さが関係しているかもしれません。

呼吸の浅さはさまざまな要因によって引き起こされ、全身の不調につながることがあります。

呼吸が浅いことで起こりやすい影響や呼吸が浅くなる原因、日常で取り入れられるセルフケアを紹介します。

呼吸が浅いとどんな影響があるの?

呼吸が浅い状態が続くと、取り込める酸素の量が少なくなります。酸素は体内のエネルギー代謝をサポートする役割を担っており、酸素不足になるとエネルギー代謝がうまく行われなくなります。

その結果、疲労感や集中力の低下などの不調が起こりやすくなるのです。

また、呼吸は自律神経と深く関係しており、浅い呼吸が続くことで自律神経が乱れて肩こりや冷え、睡眠不足による不調などにつながりやすくなります。

呼吸と自律神経の関係

自律神経はからだを活動モードにする交感神経と休息モードにする副交感神経の2つからなり、生命を維持するための活動をコントロールしています。無意識に動いているため基本的に自分の意思でコントロールすることはできません。

しかし、その唯一の例外が呼吸です。

自律神経は息を吸うときには交感神経が刺激され、息を吐くときには副交感神経が働きやすくなります。

また、驚いたときに息をのむ、怒ったときに呼吸が荒くなる、安心したときに深く息を吐くなどのように、感情と呼吸には密接な結びつきが。こうした感情に伴う呼吸の変化は「情動呼吸」と呼ばれます。

浅い呼吸が続くと心身が緊張しやすくなりますが、反対に呼吸をゆっくり整えることで、こわばったからだと気持ちをゆるめるきっかけになります。