小籠包を食べる際は注意したいことが

余談ながら小籠包を食べる際、注意すべきことがある。ひと口で食べようものなら口の中が火傷することもある。噛んだ瞬間、熱々の肉汁が吹き出すからだ。小籠包をレンゲにのせ、皮を少しかじり、肉汁をレンゲに出すなど、食べ方に工夫が必要。

小籠包の餡は、豚の背脂などを細かくきざんものを挽き肉と混ぜて作る。それをいったん冷凍したものを皮に包む。これを蒸すことで背脂を含んだ肉汁が、皮の中でゆっくりと溶ける。かじった瞬間、熱々の肉汁が飛ぶようにあふれ出るという寸法だ。

肉汁が飛ばないようなニセモノもあるかもしれない。「甜點菜楼」の小籠包は熱々ではなかったものの、肉汁が吹き出た。

これまで豚肉の小籠包しか食べたことがないので、食べ慣れた豚肉小籠包をいの一番にいただいた。この店の豚肉小籠包も普遍的な味わいでおいしかった。

海老小籠包は、かじった瞬間の、海老特有の「プリッ!」という歯応えが愉快だった。麻辣(マーラー)は透けて見える餡が見るからに辛そうだったが、意外とそうでもなかった。辛いのが苦手な人でも安心して食べられるかも。

フカヒレは、正直言ってフカヒレの存在がわからなかった。さすがにビュッフェでは廉価なフカヒレしか使えないのだろう。

カウンターに千切りの生姜、黒酢、醤油があるのでお好みの味付けで食べるといいだろう。

作りたての焼売もおいしいゾ

焼売は、海老入りも筍入りも餡はどちらもgood。ただし、皮が少し硬く、餡に密着していなかったのがちょっと残念。焼売用に辛子の用意もあった。

小籠包以外の、9品料理はどれもおいしかった。焼きそばは、具と一緒に炒めた上海焼きそばと、麺だけを軽く焦げる程度に炒めた、〝素焼きそば〟もあった。素焼きそばは、たとえば隣に並ぶ五目あんかけをかけるなど、各自が味変を楽しめる塩梅だ。

満腹でサラダもお粥も卵スープも食べることができず。もちろんラーメンも。

マンゴープリンなどのスイーツも食べないと!

スイーツは別腹なのでいただくことにした。

杏仁豆腐は口の中をさっぱりしてくれたし、ほどよい甘さのマンゴープリンも美味。

白玉が入ったココナッツミルクは優しい甘さで甘露だった。

スイーツも含め、いったい何種類の料理が並んでいたのだろうか。料理を完食しようと思ったら数回通わないと厳しいかも。今回は点心を中心にいただいので、次回は点心以外を攻めることにしよう。

【甜點菜楼ルミネエスト新宿】

住所/東京都新宿区新宿3-38-17階

電話/ 03-5360-8191

営業時間/11:00~16:00、16:00~22:00(入店21:10)

不定休(ルミネエスト新宿店の定休日に準ずる)

予約は専用サイト専用サイトから申込み可能

東京五輪開催前の3歳の時、亀戸天神の側にあった田久保精肉店のコロッケと出会い、食に目覚める。以来コロッケの買い食いに明け暮れる人生を謳歌。主な著書に『平翠軒のうまいもの帳』、『自家菜園のあるレストラン』、『一流シェフの味を10分で作る! 男の料理』などの他、『笠原将弘のおやつまみ』の企画・構成を担当。