――ズバリ、「浮気を見破るテクニック」というものはありますか?

(長坂代表)例えば配偶者同士だったらSuicaの履歴とかいろいろそういう細かいことを調べて、これ完全に行動パターン違うな、絶対浮気してるな、っていうようにあっさりわかったりするんですけど、独身同士の場合って、なかなかそこまでできないじゃないですか。

ただ、やっぱりさっき言ったfacebookを例にしたような考えは大切です。本来だったら書く時間に書いてなかったりというようないつもと違う行動パターンが見えたり、それに対して突っ込んだ時のリアクションがおかしかったり。

やっぱり浮気をする側は、「パターンを変えてはいけない」んですよ。facebookをやってるんだったら、そのパターンは絶対変えないようにした方がいいですし。相手はよく見てますから。いつも書くのはこういう時間帯とか、こういう内容とか。

よく考えたら当たり前の話ですけど、浮気してたらその時間は書かないじゃないですか。今まで夜の7時くらいから11時くらいまでよく書いてたのに、最近書かなくなった、とか、ほんとその辺で気づきますから。あと、場所とか。今まではご飯のことしか書いてなかったのに、違う内容になってきた、とか。そこにどうしても違和感が出てきちゃうので。

さらにどんどんボロが出てくるのは、問いつめられたときに、今までだいたい問いつめられても、そんなにしゃべらなかった人が、ほんとに妙に機関銃のようにしゃべるとか。結局どこかで「違和感」が出てきちゃうんで。

で、一番最大の「防御」って、ほんとに、「突っ込まれないようにすること」で、そうするためには、「パターンを一切変えないこと」。違和感に気づく女性もいれば、気づかない女性もいるのに、わざわざ自分から「最近仕事が忙しくなって」とか前振りをしておいて、突っ込まれたときのことを用意しておくと、それで逆に「なんか変」ってことになるわけですよね。

なので、そういう余計なことはやらないのが一番いいんですよ。あ、これは男性側の立場の話ですけどね(笑)

――浮気している男性が、浮気相手の女性と会うために嘘をつく時、どういうことを言いがちですか?

(長坂代表)だいたい基本、「仕事」ですね。別に聞いてもいないのに「仕事が忙しくなっちゃった」とかいきなり言い出して、さらに「こういうの任されて、ああいうの任されて」っていう壮大な前振りをし出したら、怪しいです。

次に多いのが「親族」。親が長期間の病気になった、世話をしてやらないと、そのために妹がさー、ほんと本来だったら妹が派遣だから一番時間あるのに、とか、くっだらない作り話を前振りとして延々言うという。そういうパターン、多いですね。