――浮気している男性は、パートナーに優しくする、もしくは冷たくなる、など、どういった態度をとりますか?それはどういう心境からでしょうか?

(長坂代表)基本的に、優しくしますよね。昔から言われているように。でも人って、冷たくされるより優しくされた方が、「なんで最近こうなんだろう」って考えちゃうものなんですよね。つまりは、考えるきっかけを自ら与えちゃってるんですよ。

本当にいいのは、「変化がないようにする」のが一番いいんですよね。余計なアクションをしちゃうと、相手は考えるじゃないですか。うれしいなぁ、とか。でもそのうち、アレ、何でだろう、何でこんなに優しくするんだろう!?って相手の心境について考えちゃうんですよね。

逆に悪く言われたり冷たくされると、自分に何か問題があったんじゃないか、って、今度は自分のことについて考えるんです。最近なんかしたかなー、なんて、自分側に意識が向くじゃないですか。優しくされると、自分は変わってないつもりなのに、どうなんだろう?と、相手側に意識が向くじゃないですか。相手側に意識が向くと、いろいろ細々した、変なところが目についてくるんですよ。だから女性の立場からすると、優しくされるほど、相手の浮気に気づく可能性が高くなりますよね。

探偵BAR「ANSWER」:長坂代表 

――男の人が浮気をしているとき、その相手の女性のことを、「ただの遊び相手の女」と思っていることもあれば「本気で好きな女」と思っている場合もあると思いますが、「浮気と本命の違い」はどこに現れますか?

(長坂代表)それは、なかなか難しいじゃないですか。相関関係なんで。例えば奥さんがいて、奥さんが自分にとって、すごい大切で。それで、浮気相手の女性も本当に好きだとするじゃないですか。でも、甲乙つけがたかったら、奥さんじゃないですか、当然。だけども、逆に奥さんとの関係が悪くなってきて奥さんの方が落ちてくれば、彼女が本命になったりする訳じゃないですか。

…本命、遊びって、まあセフレとかは置いといてですよ、相関関係でバランス感覚で、例えば本命だと思ってたのが、そうじゃなくなってきたりもするので、くっきりとは言えないですよね。

――なるほど、相手の立場を「これだ」、と決めている訳じゃないんですね。そこから昇格する場合もあれば降格する場合も…

そうですね。自分が変わらなくても、相手が勝手に落ちていってくれれば、比較論で、上がっていくじゃないですか。

なので自分の努力でどうのこうのではなくて、相対的なものだと思いますよ。