知的財産を守りつつ、効率的なファイル共有を実現し
より質の高い作品づくりができる環境を構築

ファイル共有/セキュリティリスク低減/生産性向上

(C)2026 片野坂亮/しらぬひ製作委員会


https://www.cwfilms.jp/

「制作プロセスでは多くの社外スタッフと中間成果物をやり取りします。安全にファイルを共有できるDropboxによって、知的財産をリスクから守れるようになりました。」


株式会社コミックス・ウェーブ・フィルム
経営管理部長
デジタル映像部長
加藤 友宜 氏





株式会社コミックス・ウェーブ・フィルム
経営管理部
システムエンジニア
竹田 佑介 氏





SUNITED 株式会社
プロジェクト支援部
丸山 拓 氏



Dropbox導入の主な効果
- 高度なセキュリティ機能でコンテンツを保護。知的財産の漏えい・流出リスクを低減
- 社外スタッフとのスムーズなファイル共有を実現。業務生産性が高まった
- FTPを使っていたころと比べてユーザの問い合わせは激減。管理者の負担を大幅に低減

抱えていた課題:FTPサーバによるファイル共有では知的財産の漏えいリスクを抑えられない
コミックス・ウェーブ・フィルム(以下、CWF)は、アニメーション映画などの企画・制作から劇場配給、海外セールス、作家マネジメントまでを一貫して手掛けるアニメーションスタジオです。こだわりは、『君の名は。』などで知られる新海誠監督作品をはじめとした、観た人の心を揺さぶる「作家性の強い作品づくり」。「制作スタッフが互いに尊重し合わなければ良いものは生み出せない」という考えのもと、「思いやり」を経営理念に掲げて事業を展開しています。
作品制作は、作画、編集、音響制作などを行う協力会社やフリーランスのクリエイター、配給会社、広告会社などと中間成果物を共有しながら進めます。そのための仕組みとして、同社は長年FTPサーバを利用してきましたが、そこにはある課題がありました。
「FTPサーバは大容量ファイルを手軽にやり取りできる半面、データ暗号化などの仕組みが不十分なため、セキュリティ面に不安を抱えていました。アニメーションの制作過程では、まだ世の中に出せない画像や映像を多数扱います。それらの漏えいを防ぎ、知的財産を守ることが制作会社として不可欠でした」と同社の加藤友宜氏は話します。
また、FTPサーバの利用に当たってはユーザアカウントの共有が常態化していました。そのため、ログや履歴からはユーザを特定することが困難で、万一のインシデント発生時の調査・復旧にも不安を抱えている状態でした。
さらに、同社のIT運用を支援しているSUNITEDの丸山拓氏は次のように続けます。「FTPサーバを外部公開して運用する場合、セキュリティリスクへの継続的な対策・管理が必要となります。そのため、より安全かつ運用負荷の少ない仕組みを求めていました」。
ソリューション:セキュアで使いやすいDropboxを採用、スタッフ全員にライセンスを配布して運用を開始
そこで同社は、FTPサーバに代わるファイル共有方法の検討を開始。最終的に採用したのがDropbox Advanced(以下、Dropbox)でした。「データが暗号化されるほか、FTPにはない閲覧専用URLを発行して共有範囲を細かく制御できるため、より適切なアクセス管理を実現できると考えました」と丸山氏は話します。
また、ユーザのアクティビティログを確認でき、不審なアクセスを速やかにチェックできることが不可欠でしたが、それらの機能や監査機能もDropboxは備えています。さらに、万一ランサムウェアの被害にあっても、365日間*¹のデータの復元機能があるため、被害を最小限にできると考えました。
加えて、日常的にファイルをやり取りする社員や社外スタッフにとって重要なのが使いやすさです。その点Dropboxはアニメーション制作業界で広く使われており、使い慣れたスタッフが多くいました。同社がマネジメントする作家の1人である新海誠氏も使っており、業務との親和性が高かったことも決め手になりました。
こうしてCWFは2025年5月からDropboxの利用を開始。社外スタッフとのやり取りや進行管理を行う制作部と、配給会社とのやり取りや国内外のセールスを担う事業部の社員全員、約40人にアカウントを配布しています。
「全員にアカウントを渡すことでアカウントの共有が起こらないようにしたほか、外部の無償のファイル共有サービスを使ってしまう事態も防いでいます」とCWFの竹田佑介氏は紹介します。
FTPサーバからの移行においても現場ユーザの混乱はありませんでした。導入時に研修を1度行ったほかは、管理者側から特別なサポートは行っていません。それでも、Dropbox利用経験のある社員はもちろん、そうでないスタッフも大きな問題なく利用できています。
結果:ファイル共有にともなうストレスから解放、これが制作物の品質向上にもつながっていく
さらに、システム管理者の作業や負担を軽減できていることも、重要なメリットだと同社は考えています。
例えば、退職・休職などで使われなくなったアカウントは管理者画面から数クリックで削除可能。煩雑な操作は必要ありません。またFTPサーバを使っていたころと比べて、操作や機能、接続性に関するユーザからの問い合わせも激減。これにより、管理者の負担は大きく削減できています。
「誰もが本来の業務に集中できるようになり、制作物の品質を高められる環境を実現できたことが、Dropbox の導入による最大の効果だと思います」と加藤氏は強調します。
また、丸山氏は次のように続けます。「従来の環境では改善余地があったセキュリティ面について、Dropbox導入によりさらに強化できたことは大きな成果だと考えています。我々管理者も、不安なく業務に当たれるようになりました」。
直近の映画制作プロジェクトでもDropboxが活躍しています。それが、2026年8月に劇場公開された片野坂亮監督の「しらぬひ」です。
作品のカット*²総数は300以上。制作はカット単位で行われるため、制作プロセスでは膨大なファイルのやり取りが発生しました。「通常のファイル共有、閲覧専用リンクや1度に最大100GBのデータを送信できる『Dropbox Transfer』などの機能を使い分けながら、セキュアかつ効率的なファイル共有を実現できました。プロジェクト後半になるとファイルも大きくなりますが、ディスクスペースは1アカウント当たり5TB*¹あるので、数百GBのファイルも気兼ねなく扱えます。アップロード/ダウンロードの速度も問題なく、ストレスなく制作を進められました」と竹田氏は説明します。
今回の検討では、セキュリティ強化だけでなく、現場の使いやすさや管理負荷の軽減も重視しました。その結果、運用とセキュリティを両立できる環境を実現できたと考えています。
さらに、同社が今注目している機能が「Dropbox Replay」です。動画コンテンツのレビューを行う機能ですが、その際にIPアドレスや視聴日時などの情報を「透かし」で残すことができます。「コンテンツの不正利用を心理的に抑止できるほか、万一の情報漏えい時にも流出経路を調査する手掛かりになります。業務の安全性をさらに高めるため、活用を前向きに考えたいと思います」(加藤氏)。
CWFでは今後、制作プロセスにおけるファイル共有方法をDropboxに一本化していく予定です。使いやすく便利なファイル共有機能と、高度なセキュリティを両立するDropboxは、アニメーション制作の現場で欠かせないものになっていくことでしょう。

*¹ コミックス・ウェーブ・フィルムの契約プランの場合
*² 切れ目のないひと続きの映像
活用事例:Dropboxの主な3つの効果
- ファイル共有:作画や音響制作などを担当する社外のスタッフと、制作過程の画像/動画ファイルをやり取り。大容量ファイルの共有も円滑に行えます。
- セキュリティリスク低減:データの暗号化や復元など、FTPサーバでは不十分だったセキュリティ機能を揃えたことで、知的財産を安心して扱える環境が整いました。
- 生産性向上:スムーズなアップロード/ダウンロードが可能。頻繁に発生するファイル共有作業をストレスなく、効率的に行えています。

「Dropboxの導入によって、制作スタッフ全員が本来業務に専念できるようになりました。このことが、より高品質な作品づくりにつながると思います。」

Dropboxがお客様にもたらすメリットについて、詳しくは https://experience.dropbox.com/ja-jp/customer-stories をご覧いただくか、セールスチームにお問い合わせください。

以上

Dropbox Japanについて
Dropboxは、プライベートと仕事、それぞれのコンテンツをわかりやすく整理し、生産性を維持できる場所を提供します。Dropboxの製品は、よりスマートな働き方を実現するために開発され、現在180か国以上で7億人を超える方々に愛用されています。本社は米国カリフォルニア州サンフランシスコです。Dropboxの使命と製品については、dropbox.com をご覧ください。Dropbox Japanは、Dropboxの日本法人です。詳細は https://www.dropbox.com/ja/business 、または https://navi.dropbox.jp/ をご覧ください。
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