ご近所さんが路上で始める不毛な井戸端会議、「早く終わってくれないかな」と思っていませんか? 今回は、井戸端会議を終わらせる達人を大解剖! その奥様が顔を出すと、適当なところで区切りがついてうまく散会する流れになるのです。実に、実にありがたや。でも……、一体なぜ終わりになるの!?

終わらせるために加わる

一旦始まるとなかなか止まらない主婦の立ち話、それが井戸端会議。長ければ5時間ほど路上で話しこむ方々も。盛り上がっているところを恐縮ですが、通行人に迷惑をかけているケースもありますよね。
そんな困った井戸端会議を終わらせるには、どうしたらいいのでしょうか?

井戸端会議のメンバーは、メンタルがタフ。道行く人がにらもうと、「そこにいると邪魔」なんて注意されようと、平気でおしゃべりを続けちゃいます。どうやら、部外者の声が耳に届かないような“ゾーン”に入っているようです。
輪の外から声をかけるから、なかなか聞き届けてもらえないのかもしれません。そこで考えられるのが、ちょっとだけ参加して、話を収束させることに一役かう、というやり方です。

筆者の近所にお住まいの奥様は、井戸端会議を終わらせる達人。彼女のふるまいには、井戸端会議を手短にすませるための技術が凝縮されています!

まずは「こんにちは。最近すっかりあたたかくなりましたね」などとはんなりと優雅にあいさつして、一度輪の中に入ります。
あくまでもゆったりとした調子でのごあいさつに聞こえるのですが、出だしに意外なすばしっこさがあって、常に自身から声をかけてきます。誰も彼女より早く声を発することができません。たまにはこちらからあいさつしたいと頑張っても、「こんにちは」の「こ」の一音すら割り込ませられないのです。

早口とは無縁の人なのに、不思議不思議。どうやったらできるのか、何度お会いしても分からないのですが……。

ただ、これだけは言えます。「あいさつは先手必勝」! 誰かに口を開かせる前に自ら進んで。
ご近所の方々に良いイメージを持ってもらうためにも、自分のペースで会話を運ぶためにも、それが確実に効きます。