narumiさんがLINEを辞めた理由
「そもそも、なんでLINE辞めちゃったんですか?実はすげぇブラックとか?」
「いや、普通に良い会社ですよ。僕はニュースの部署にいたんですが、元ラジオ局のディレクターの人が隣に座ってたりとか、いろいろな会社から集まって来た優秀な猛者達がたくさん居てスピード感もあるし楽しかったです。でも、会社ってたまに辞めたくなっちゃうじゃないですか」
「なるへそ。飽きちゃうんですかね?」
「なんかリセットするというか、全然別の環境に行きたくなるんです」
「辞めてどうするんですか?」
「とりあえず書きかけの小説を書いたりとか、旅に出たりするんじゃないかと言われています」
「なるほど。まあnarumiさんはブログとか書籍の収入もあるだろうし、他の媒体でライターとして書いたりもしてるからまあ当分はなんとかなりそうですもんね。むしろブログ一本で食っていこう、とかは思わないんですか?」
「それはあんまり思わないですね。どこかにまた就職しようと思ってますよ。そもそもそんなに文章を書く事自体が好きってわけでもないので」
「そうなんだ。ブロガーとしてやってくのかと思ってた」
「ブログで食ってく、って楽しいんですかねあれって。○○するための10個の法則、とかああいうどこにでもあるようなお役立ち記事ばっかり書く毎日って絶対つまんないじゃないですか」
「まあそれはちょっとわかる気がする。僕がブログで稼ごうとかまったく思わないのもその理由に近いですね」
「ブログは基本的には一人でやる事じゃないですか。それだとどうしても出来る事は限られてくるし、社会との繋がりも薄くなっちゃいますよね。やっぱり色んな人と関わって仕事する方が楽しいですよ」
ブログのネタ探しについて
開始から30分。釣れない。
「narumiさんの記事ってよくバズる(ネットで話題になる)じゃないですか。サイゼリヤで高いワイン頼むやつとか、ネタの目の付け所とか、上から目線で申し訳ないですけど『あー、わかってるなー』とか『やられたなー』とかすごく思うんですよ。ああいうネタを見つけて来るために気を付けてる事ってあります?」
「まあ普段からマメに面白いものをメモる癖はつけてますね。後は情報を発信してると周りの人が『あそこの店美味しかったよ』とか教えてくれるようになったりするんで、やっぱり自分でも発信するっていうのは大事だと思います」
「なるほど。ウケるコツとかあります?」
「記事見てた人が『俺もこれ知ってたのに!』みたいになる情報はウケが良いですね。サイゼリヤとかコンビニとか、身近に転がってるものを意外性のある方向でネタにすると広く読まれます。やっぱり簡単に真似出来るものが良いんですよ。高いお金出して高いもの食べてもしょうがないんで。『今度やってみよ』って思われるのが良い記事なんじゃないですかね。逆にヨッピーさんはウケるコツとか無いんですか?」
「最近それよく聞かれるんですけど、最終的には気合いかなと思ってます。僕が一本の記事書くのにあちこち出かけたり体張ったりひたすらネタ考えたり、たぶん普通のライターさんが書くのとは全然違うレベルで手間暇かけるんですけど、それくらいでしか差別化出来ないかなぁとか思ってます。たぶんその内死ぬ」
「ヨッピーさんが滝に打たれて心臓マヒで死んだら労災おりるんですかね?」
「たぶんおりない。無職だし」
「無職って辛いですね」
……とかなんとか言ってたら釣れたーー!
ニジマスだーーーー!
ちなみに良い笑顔を見せるnarumiさんは一時間かけて一匹も釣れませんでした。