釣った魚は備え付けのハサミでその場で捌きます。
思ったより簡単!
捌いたら塩を振って串に刺す。
セットされている炭火にかけて10分ほど焼いたら完成!
できたーーー!
めちゃくちゃ美味そう!
「うーん、めちゃくちゃ美味いですねこれ」
「確かにうまい。上質な暮らしのなんたるかがわかった気がしてきた」
「でしょう。都心からすぐの場所で魚を釣ってその場で食べられるってめちゃくちゃ上質じゃないですか」
「お父さんが子供に教えながら釣り糸を垂れてる姿ってすごく美しいじゃないですか。これこそが『上質な暮らし』です!」
「良い事言いますね。最近無職になったばっかりの人の言うこととは思えない」
最近のWEBメディア論について
「なんか最近『これからのWEBメディアとは』とか『新しい時代の編集者とは』とかああいう『WEBメディア論』みたいなのが流行ってるし、なんかこう、WEBメディア界隈に色んな人が集まって来てる感じがありますよね。実績がある人はともかく、得体の知れない論客気取りの人も増えてきたし。メディアの最前線にいた人としてはどうなんですか」
「黙れよって感じですね」
「良くぞ言った」
「あーだこーだ言ってる暇があるなら手を動かして、一本でも多く記事を出す努力をした方が良いですよ絶対」
「ほんとそう。なんかね、草野球でヒットを一本打っただけで『ヒットを打つ10の法則』『僕はこうやってヒットを打った』『ヒットを打つことで未来は変わる』みたいなエントリをばんばん上げてくるような人が居るじゃないですか。あれってなんなんですか!」
「『語る』のがカッコイイみたいな風潮があるんですかね」
「実際に最前線で戦ってる人達ってあんまりそういうの語らないじゃないですか。なのによくわかんない人がしゃしゃり出てきて『未来のWEBメディアはこうです』とか言われるとすごく違和感ある」
「まあ、僕らもいまこんな場所で語っちゃってますけどね。でも色んな人が集まってくるのが、ここ最近WEBメディア界隈が面白い事の証拠なのかも知れない」
「それは言える。こないだは『電通マンと合コンした時の感想文』みたいな記事を垂れ流してる女性が居て『えらくペラペラのうっすい記事だなー』とか思ったのに『深い』『参考になる』『知性を感じる』とか言ってる人とかが居てビックリしました」
「はあちゅうさんみたいに、賛否両論ありながらもきっちり実績残していまだに生き残ってる人ならともかく、はあちゅうさんのポジションに憧れるのかそういう人は定期的に出てきますね。若い女性のライターはその人と仲良くなりたいおじさん達が持ち上げちゃうからな……。」
「そうなんですよ!ずるい!僕なんて多摩川から5時間かけてズブ濡れになってドブ臭い中でひたすらゴムボート漕いで海に行ったりしても『アホがなんかやってる』とか言われるのに、電通マンとの合コン感想文を垂れ流すだけで『知性を感じる』ですからね!許せない!」
「まあ知性がある人はそもそもゴムボートで海に行こうとは思わないでしょうからそれは合ってると思いますよ」
そんなわけで無職の二人が提案する上質な暮らし、いかがだったでしょうか。
ちなみにnarumiさんは転職先をこれから探すとのことですので、
ご興味のある企業の方は接触してみてはいかがでしょうか。
これだけ「当て勘」のあるメディアの人材がフリーになる事ってなかなかないので、絶好のチャンスだと思います!是非呼びかけてみてください!
▼narumiさんのTwitter
https://twitter.com/narumi
「ビール飲んで魚釣って食べて愚痴言ってたら上質な暮らしが終わった」
「『無職のおっさん達の休日』として捉えたら完璧に上質です」