20代・30代女性のライフワークになりつつある『婚活』。町や市が主催する婚活イベントも年々増えている上、一時期はパタリと見なくなったテレビでも再び「お見合い企画」が盛り上がりを見せているように思います。

しかし、いまだ「出会いがない・・・」と嘆く女性は減りません。出会いの場や周囲のサポート体制も増えてきているにも関わらず、です。これは一体、なぜなのでしょうか?

そこで、今回は出会いの場の1つである「結婚相談所」を運営しながら、自身も結婚カウンセラーとして活動している左部良子さんに、現在の婚活の実態を教えていただきました。

「婚活」の場で、本当に運命の相手と出会えるのか?

――「婚活」と一言で言っても、今ってものすごい種類があるように思います。

左部様(以下、左部):インターネットが普及したことで、婚活の場はものすごく広がりました。
今までだと、「友人・知人の紹介」「合コン」「結婚相談所やお見合い」くらい。
そこに「婚活イベント」「SNS、ネットの出会い系を利用する」といったものが加わってきました。プラス、自然な出会いを求めて「相席屋」「相席バー」などの場へ足を運ぶ人も増えましたね。

――これだけ婚活の種類があると、「本当に運命の相手と出会えるのかな?」と思ってしまうのですが・・・。

左部:普段は仕事と家の往復ですので、新たな出会いとなると通勤途中で、もしくは職場でになります。この2つで出会いがなかったら、新たな出会いはないと言えるでしょう。
ですから、結婚したいのであれば、出会いの場へ行く必要があります。

――なるほど。では、婚活の中で、一番出会いの数が多いのはどれなんですか?

左部:出会える数をいえば、 「合コン」、「婚活イベント」、「SNS」などは、 手軽にたくさんの出会いが期待できます。「いろんな男性と出会いたい」と考えている方は、そちらに参加されるといいかもしれませんね。

――出会いの数が多ければ、その分、運命の相手も見つかりやすそうですね。

左部:実は、「結婚したい女性こそ、そういった場に行かないほうがいい」と私は考えているんです。

――え!?なぜですか?