いざという時、返済の一部を免除する特約付き住宅ローン!気になるその中身とは

自然災害が増える中、自宅が罹災した場合、罹災の程度に応じて住宅ローンの返済を一定期間に渡り一部免除されるものや、自宅が全壊の認定を受けた場合、建物ローン残高の50%相当が免除されるもの等が登場しています。

例えば、三井住友銀行の「自然災害時返済一部免除特約付住宅ローン」の「約定返済保障型」は「半壊」で6回分のローンが免除、「大規模半壊」で12回分、「全壊」では24回分のローンが免除となるプランになっています。

その他の銀行も次々と自然災害に備える住宅ローンを打ち出していますが、自然災害の多い日本においては今後ますます需要が高まることでしょう。

そして気になるのが「金利」ですが、先ほど事例をあげた三井住友銀行の「約定返済保障型」は、「住宅ローン金利+年0.1%」、建物ローン残高の50%相当が免除される「残高保障型」は、「住宅ローン金利+年0.5%」となっています。

これを安いとみるか高いとみるかは考え方次第ですが、備えあれば患いなしですね。

今回ご紹介したプランにはさまざまな条件がありますから、詳しい内容についてはそれぞれの銀行にてきちんとした説明を受け、納得した上で加入することをおすすめします。

このように、住宅ローンが一部免除されるプランは、いざという時の備えに有効であることが分かります。

やっとの想いで手に入れたマイホームに残されたのが負債だけなどというような最悪の事態を回避すべく、今回ご紹介したような住宅ローンも視野に入れてみてはいかがでしょうか。

ライター。不動産会社に10年ほど在籍し、賃貸営業、賃貸事務、売買仲介、売買仲介事務、不動産管理営業、不動産管理事務など幅広く経験。現在も不動産会社で勤務しており、おもに賃貸仲介をメインで活動中。好きな言葉は、「根拠のない自信はおおいに結構。それを裏づける努力をするべし」。二児の母でもある。