不倫相手の男性と別れたい。だけど気持ちの整理がつかない。辛いですよね。

こういった男性は小賢しくて、あなたの心をたくみにあやつります。そのような手をかわして別れを決断できる方法をお伝えします。

不倫はなかなか決別できないもの

先日、仕事で関わりがある30代の女性から相談を受けました。

呼び出された喫茶店に行ったものの、なかなか話をしてくれません。

たぶん、言いにくいことがあるのだろう。そう思ってコーヒーを飲みながら、彼女から話してくれるのを待ちました。

驚きました。実は、妻子ある男性と4年間にわたって不倫をしているとのこと。

自分としては、結婚して子どもを持ちたい。だけど、もう決断しないと出産や子育てのリミットに来ている。だから別れを考えているのだけど、どうしてもカレへの気持ちを断ち切れないということでした。

決別できない理由は“心地の良いウソ”

私は、彼女の話を1時間以上聞きました。人と話すことで自分の気持ちが整理できることを知っているためです。

こういった状態にある女性は、相手の男性を過大評価する状態にあります。

話を聞きながら、「あなたが付き合っている男性はこういった人なのね? こういった態度はどう思う?」というように、彼女が無意識のうちに過大評価をしていることに気づかせ、別れの決断をうながすカウンセリングを行ったのです。

非常に疲れましたが、彼女のカウンセリングを進める間、同じ男性としてその不倫相手の男性に押さえられないくらいの怒りが湧いてきました。

なぜなら、その不倫相手の男性は、結婚をほのめかして、彼女の大事な4年間を遊びだけの関係で振り回してきたからです。

男性の目線からすると、不倫をする男性は、非常にマメです。そしてやさしい。ただし、そのやさしさは、あなただけに注がれているわけではありません。

家庭に帰れば、あなたと会ったことなど洗い流して、何食わぬ顔をして奥様と接しているのです。

不倫をする男性は個人的に非常に罪深いと思います。誤解をおそれずにいうと、妻以外の女性と関係を持つことだけが罪深いわけではありません。

その場しのぎのやさしいウソを二人の女性につき、時に回復できないくらいの傷を女性に与えるからです。

幸い、カウンセリングの効果があったのか、後日、彼女は不倫相手に別れを告げて、前に進む一歩を踏み出すことができました。

ただし、こういった場合、不倫相手の男性が必ずといっていいほど追ってきます。

その時に、気持ちが揺り戻されて、また元の関係に戻ってしまいかねません。そんな時、守るべき5つのこととは何なのでしょうか?