巻き込まれても強い“タフ力”

前述のように、映画で毎回ほぼトラブルに巻き込まれているしずかちゃんですが、彼女のすごいところは、トラブルにすぐに臨機応援に対応するところ。「ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記」(1997年公開)では、大勢の敵を倒す際、のびたちはそれぞれひとりずつ分かれますが、しずかちゃんも1人で、他のねじ巻きシティに住む人形を率いて勇敢に敵を倒しにいきます。

また、「ドラえもん のび太の大魔境」(1982年公開)では“先取り約束機”という道具で、しずかちゃんが未来の自分達を呼び寄せてピンチを救う場面があります。

“先取り約束機”という道具は「後で○○するから○○したい」と約束事をすると、実現してくれるという道具で、しずかちゃんは絶体絶命になる前にこの道具の特性を利用し「ピンチの自分達を助けに行く」と約束したのです。精神がタフで、機転も利かなければできないこのしずかちゃんの頭脳プレーはドラえもんファンの中では有名な場面です。

いかがでしたでしょうか。
ヒロインとして、そして物語が進行する中でも重要な役割を果たすしずかちゃん。
しずかちゃんのこの4つの“ヒロイン力”を見習うと、更に魅力的な女性になれるかもしれませんね。

月の労働時間350時間、音楽プロモーターでワーカホリックだった上にライターを兼業する無謀な87年生まれ。毎日アーティストと飲んだくれ、明け方に帰宅するという生活を5年間続ける。 現在はフリーランスのライター。女性の社会問題・仕事女子の生態・エンタメに従事。