美容メンテナンスと内臓のメンテナンスの黄金時間はズレがある!
ノンレム睡眠のときに分泌されるホルモンは、体の機能のメンテナンスに使われますので、別名「メンテナンスホルモン」と呼ばれています。このメンテナンスホルモンには、それぞれの働きによって、“美容のメンテナンスホルモン”と“内臓のメンテナンスホルモン”に分けられます。
そしてメンテナンスホルモンの分泌量にも“黄金時間”というものがあり、もしノンレム睡眠状態が黄金時間からずれていると、十分なメンテナンスホルモンの分泌が得られず、細胞レベルでの体の機能回復が不十分になってしまいます。
中でも、女性にとって最も重要な美容のメンテナンスホルモンの黄金時間は、一般的に23時から2時で、生きるために必要な内臓のメンテナンスホルモンの黄金時間は2時から4時だといわれています。このように、美容と内臓のメンテナンスホルモンの黄金時間には、完璧なザレが生じています。
人の体は、メンテナンスホルモンを分泌させるために、寝入りの初めの3時間にもっとも深いノンレム睡眠が訪れます。そこで23時までに就寝し、寝入りの3時間を美容メンテナンスホルモンの黄金時間にぴったり重なるようにすることができれば、全睡眠時間を美容と内臓の両方の黄金時間で満たすことができます。この場合、しっかり夕食を採れば消化に3時間ほどかかりますので、20時までに夕食を済ませなければなりません。
それが難しい方は、少なくとも21時までに夕食を済ませることがお勧めです。0時過ぎ位までに就寝し、速やかに寝入ることができれば、1番初めの睡眠単位(ノンレム睡眠が一番深く長い)が美容メンテナンスホルモンの黄金時間に間に合います。
もし、会社の仕事が片付かずに遅くなりそうなときは、会社の休み時間にでも軽い食事を済ませておけば、比較的早い就寝が可能でしょう。また、可能なら残業をするよりも早出をすることをお勧めします。