夜泣き防止策は、快適な睡眠を守る工夫にあった!

布団に降ろした途端に、火をつけたように泣き始める赤ちゃん。「スヤスヤ眠っていたはずなのに何故?」と思うママも多いでしょう。そこで、赤ちゃんの立場になって、その理由を解説しましょう。

<スヤスヤ眠り始めた赤ちゃんが急に泣きだす理由とは?>

まず、ミルクを飲み終えた後、ママの腕の中でスヤスヤ眠っている赤ちゃんの体勢を考えてみてください。赤ちゃんは、背中を丸くして座ったような状態のままママに体を預けているでしょう?

このとき、赤ちゃんはレム睡眠中です。脳が起きていますので、ちょっとしたことで目覚めやすくなっています。いくら静かに布団に降ろしたとしても、赤ちゃんは仰向けにされるのですから、姿勢が大きく変わったことで、目が覚め泣き始めるわけです。

さらに、ベビーベッドのお布団は、ミルクの間放置されているのですから、少なくともママの体温よりは冷えているでしょう。眠り始めたばかりのレム睡眠中の赤ちゃんからすると、急に体勢が変わって、「なに……???」と感じもウトウト状態になっているところへ、突然背中がヒヤッとするのですから、「冷たい!!」とビックリ飛び起きた感じで大泣きになってしまうわけです。

あなただって、気持ちよく眠っているときに、背中に氷嚢を入れられたら、ビックリして飛び起き、文句を言いませんか?赤ちゃんも、そんな感じで大泣きしているのです。

それに加え、赤ちゃんの場合、「ママの腕の中で眠る快感」というマイブームが叶っていないことに気づいて、抱っこへの要求泣きにもなっています。

急な夜泣きの回避方法とは?

しかし、一晩中の抱っこを要求することは、ママには過酷なことです。でも、赤ちゃんにはそんなことわかりませんので、赤ちゃんに気づかれないようにする方法で回避するしかないのかもしれません。

つまり、赤ちゃんをビックリさせなければいいのです。赤ちゃんは敏感ですから、布団の上に降ろす時に赤ちゃんの体勢をなるべく変えずに、さらに体温変化も生じないように工夫すればいいのです。

この2点を防止する良い方法をご紹介しましょう。

・ タオルやおくるみでくるんだ状態で寝かしつける!
 →ベッドに降ろす時、体温差が少なくなるだけでなく、姿勢が大きく変化しない
・ 授乳クッションのまま抱っこしてそのままベッドに置く!