赤ちゃんの「夜泣き」、実はママが作ってしまった赤ちゃんのマイブームのための要求泣きなんですよ。
赤ちゃんは何も知らない状態でこの世に生れてきます。だから、周囲の大人がしてくれたことで心地良いことを見つけると、新しいことを見つけるまでずっとそれを繰り返します。
つまり、赤ちゃんにマイブームができてしまうのです。
このマイブームで、ママは寝不足に陥り最悪の場合育児ノイローゼになることも……。
夜泣き改善策を考えるとともに、どうして赤ちゃんにこんなマイブームができてしまうのか、赤ちゃんの心理を探り、元心理カウンセラーの筆者が解説します。
赤ちゃんには40分の睡眠サイクルがある!
赤ちゃんにも睡眠サイクルがあって、大人と同じようにレム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)を繰り返し、レム睡眠からノンレム睡眠、そして次のレム睡眠に戻るまでを1つの睡眠単位としています。
この睡眠単位が大人の90分に比べて赤ちゃんは40分と短いのです。
そもそも睡眠単位のほとんどがノンレム睡眠で、レム睡眠の時間は短く、大人の場合でも10~20分くらいです。もともと大人よりも睡眠単位が短い赤ちゃんのレム睡眠の時間はもっと短いでしょう。
このレム睡眠の短い間に、赤ちゃんも寝言を言うことがあります。
赤ちゃんは言葉を話せませんので、寝言も小さな泣き声のように聞こえてしまいますので、寝言泣きといわれています。そして、寝言はレム睡眠のときにしか言いません。
だから寝言泣きは少しの間我慢すれば、赤ちゃんはノンレム睡眠に入り、自然と泣きやむわけです。40分ごとに繰り返すかもしれませんが……。
そして3時間ごとに赤ちゃんはしっかりと目覚め、ミルクのご飯タイムを主張する要求泣きを始めます。このように赤ちゃんには、寝言泣きと要求泣きの周期があるのです。