壮大ながらテンポの良い脚本の秘訣
―様々なキャラクターをテンポよく描写する脚本で気を付けた点はどこですか。
それぞれがはっきりしたキャラクターなので出すだけでも十分魅力的ではありますし、キャラクターそれぞれに見せ場を作ることも大事です。
しかし、意外なキャラクター同士の組み合わせを作ることで、見たことのない側面をお互いに引き出しあうことができるので、そこに気を付けました。
また、あれだけのキャラクターを出しながら、ひとつひとつのストーリーがメインの一本線のストーリーに乗っかってくるようにストーリーを作るのが難しかったです。
―今回の作品は特にアクションとストーリーのシーンがテンポよく進んでいる印象を受けました。そこに関して苦労したのはどのような点ですか。
アクションと会話のバランスは大事ですし、アクションシーンそのものがシンフォニーを奏でるように、何かが強すぎたりしないように演出するかに気を付けました。
アクション、会話というメリハリの付け方だけでなく、アクションシーンの中のちょっとした会話とか、アクションシーンの中で描かれるキャラクター同士の絡み、といったところから内面が伝わってきたり、会話のシーンの中で次につながる重要なアクションが起こっていたり、というようにしました。
アクションと会話がお互いに切り離されないように心掛けました。
マーベル・コミックファンの監督の思い入れ
―監督自身、アベンジャーズのヒーローで最初にファンになったのは誰ですか。
Xメンのキャラクターですが、ビーストです。
居場所を探しているキャラクターとして共感できました。
もちろんアイアンマンも好きです。
彼は色々な意味でパワーを持ちながらも、それをどう使うかという点で危なっかしいキャラクターでもあり、どきどきさせられる面白いキャラクターです。
ヴィジョンもとても好きです。
涙を流すアンドロイドということで。
7月4日(土)全国ロードショー!
パワーを持ちながら、どう使うかが危なっかしいというアイアンマン。
この映画ではまさに彼の発明によって、アベンジャーズに危機が訪れます。
敵であるウルトロンをはじめ、スカーレット・ウィッチとクイックシルバーの双子、そしてヴィジョンと新キャラクターも登場。
とにかくたくさんのヒーローが、アクションとストーリーで魅せてくれる超大作が『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』です。
ヒーロー同士、アクションとストーリーがお互いに絡み合い、オールキャストの映画だからこそ見えるMCUの新たな側面も映画の魅力。
映画館の大迫力でぜひ観ていただきたい作品です。
映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』
7月4日(土)全国ロードショー