7. 除雪のためのスコップは必携
豪雪地帯に行く際は、必ず車にスコップを積んでおきましょう。たとえば、泊りがけでスキーに行く場合など、豪雪地帯だと、一晩で数十センチから1mも積もることがあります。
こうなると、たとえスコップがあっても、駐車場からの脱出に1時間掛かることもあります。もしスコップがなかったら、現地で購入するしかありませんが、近くに売っていない場合、お手上げです。
mont-bellの「コンパクトスノーショベル」など、コンパクトにできて、頑丈なスコップがおすすめです(安物だとすぐに破損して使い物にならないので、注意してください)。
8. ハマってしまったら? 脱出方法の基本
たとえば駐車場から出るときに、足元がシャーベットやアイスバーンでグリップが効かず、脱出に苦労する場合があります。
試したいのが、後進・前進を繰り返して、雪面を固め、少し勢いをつけて脱出する方法。この際、急アクセルはタイヤが空転するだけで無意味なので(場合によっては状況が悪化します)やらないようにしましょう。
それでも無理ならば、タイヤの接地面に砂を巻いたり、チェーンを敷いたりして、グリップが効くように工夫します。
※大量に新雪が積もってしまい、車が積雪に囲まれている場合は、スコップで進行方向および足元の雪を取り除くことが大前提です
9. タイヤハウス内の着雪に注意
雪国で車のエンジンを掛けたら、車高の低い車や、コンパクトカーなどのときは、タイヤハウス内に雪が固まっていないか確認しましょう。
タイヤと車体の間にスペースがなくなり、あまり酷いときには、ハンドルが切れないほどになっいていることもあります。走り出してから「ハンドルが効かない……」となっては、大きな事故になってしまうかもしれません。
10.フロントガラス&ワイパーは確実にチェック
駐車していてフロントガラスに積もった雪は、出発する前に、しっかり取り除き、ワイパーに氷の塊がついていないか、確実に確認しましょう。
雪国では、融雪剤・凍結防止剤や、泥で、意外なほどフロントガラスが汚れやすく、視界が非常に悪くなります。ワイパーが機能しないと、とても危険です。
※本文に一部誤りがあったため、訂正いたしました。(2019/1/27 6:48)