キモ&可愛い“ぬるにょろ”君たち
『ムーミンに出てくる、ニョロニョロに似ている!』と話題になり、人気爆発中のチンアナゴ。犬の狆(チン)に似ているのでチンアナゴと言うのだとか。
横長の水槽にたくさんのチンアナゴが伸び上がったり引っ込んだり。スカイツリーの高さ634メートルにちなんで、634匹ものチンアナゴがにょろにょろ。自宅に持って帰りたくなるほどの愛らしさです。
黄色いチンアナゴ(イエローガーデンイール)は、日本ではすみだ水族館のみの展示なので必見です。
愛らしさといえばこちらも負けてはいません。イエローヘッドジョーフィッシュ。
白い身体に黄色の頭を持った、小さく美しい魚が水槽の中でせっせと穴を掘っています。居場所を確保する習性なのですが、見ているこちらとしては実に微笑ましいのです。
小さな口で石をくわえて、巣穴の外へポイッ! と吐き出す姿は、ずっと見ていても飽きません。
この他にも、さまざまなぬるにょろ生物たちがお待ちしています。
プロトプテルス・エチオピクス(ハイギョの仲間)
エラ呼吸に加えて、肺のような器官があり空気中から直接酸素を取り込めます。
レッドスパイニーイール(ウナギに似た姿の熱帯魚)
イールという名前がついていますが、正確にはウナギではないそうです。トンガリお鼻とヒゲがキュート。赤いストライプもオシャレです。
フタユビアンフューマ (ウナギに似た姿の両生類)
こちらもウナギのようですが、イモリなどと同じ両生類の生き物。見るからにぬるにょろ!
タマカエルウオ
普段は水槽をあまり置いていないという場所にいて、さらに岩に隠れているので見つけ出すのは至難のワザ。しかし、つぶらな瞳がとても可愛らしいのでぜひ見つけてみてくださいね。
ミナミアメリカオットセイ
えっ、哺乳類なのにぬるにょろ!? ぬるにょろ生物特別枠でオットセイも紹介されていました。確かに濡れた姿はぬるりとしていますね……。
ちなみに、「ぬるにょろすい」のお札には生物の説明と共に『ぬるにょろ度』も表示してあるので、そちらも併せてチェックしてみると面白いかもしれません。
トラウツボの水槽を覗き込むと、ある事に気がつきます。トラウツボを引き立てるように、葛飾北斎の赤富士の絵画がパノラマのように広がるのです。
トラウツボと葛飾北斎のクールなコラボレーション。思わずため息をついてしまいます。赤富士とトラウツボの身体は、色や模様もそっくり!?
砂の中からちょこんと顔とシッポ(?)を出したぬるにょろ君。
愛嬌たっぷり&ぬるにょろ度も最高得点。彼(彼女?)が誰なのかは「ぬるにょろすい」で! 北斎の絵を背景にお待ちしています。