声の掛け方OKパターンはこれだ!
――具体的に泡パーティでの声の掛け方として、これならうまくいくというOKパターンやこういうやり方はしない方がいいというNGパターンがあれば教えてください。
入江:まあ「酒をおごるよ」と声をかけて「結構です。大丈夫です」と言われたら無理ですね。脈がない。「おごる」というのは一番、声が掛けやすいパターンではあるんです。少なくともその分、相手がこちらに時間をくれるわけですから、そこで話ができる。そういう意味で「乾杯!」からの5分が勝負ですね。
ただ、あっちにこっちにとバンバン声をかけている姿を見られてしまうのもマズいですよね。「誰にでも声かけてるの」と思われるから。そういう意味でタイミングも大事です。
あと、踊っている子は下手に声かけるとイラッとされるのでやめた方がいい! ここでもタイミングが大事で、踊っていた子が飲み物を飲みに行く時とかをうまく狙って声かけるのがいいと思います。
――過去2回で、入江さんや周りの方で面白い出会いやエピソードはありましたか?
入江:これはあちこちで言いまくってるんですが、去年のイベントで後輩の「ザ・パンチ」の浜崎が、VIPルームで「ロンブー(ロンドンブーツ1号2号)」の亮さん(=田村亮)と飲んでいたんですが、そこに女の子もいて、亮さんがちょっと席をはずしたすきに浜崎がその子と仲良くなって、いまでもガチで付き合ってます! みなさん、浜崎の例もあるのでぜひ(笑)!
“出会い”のプロでも初対面で緊張する相手
――それにしても、“人脈作りのプロ”の入江さんでも成功率は2割で8割は脈がないまま終わるというのは驚きです。
入江:8割がダメだったってわけじゃないんだけど、“本物”を前にするとビビりますね。「EXILE」のHIROさんとお会いした時もパーティでご挨拶はさせていただいたんですが「連絡先を教えていただけますか?」とは言えなかったです。「いまは違うな」って感じました。
でも、その話を「三代目JSoulBrothers」のNAOTOさんにしたら「その判断は間違ってなかったと思います」って言われました(笑)。「絶対にそのうち、返ってきますよ」とも言われたので間違いではなかったのかなと。
――ただガンガンん行けばいいものではない?
そこは経験値ですよね。三木谷(浩史/楽天社長)さんにお会いした時もそうでした。ご挨拶でいっぱいいっぱい。僕自身、逆の立場でゴリゴリ来られてイヤな時もあるんですよ、空気読めないヤツだなって。だからガンガン行けばいいってもんでもないなと。
ただ、20代の若い人で上を目指してるならイケイケでいいと思いますよ。失敗してもそこから得るものがあるので。お笑いでも僕よりも若手の方が今田(耕司)さんや松本(人志)さんにビビらずに話したりできるんですよ。孫世代だから、松本さんたちにとってもかわいいんです。
僕なんかは最初に今田さんと話すときは緊張したし、この間も若い女の子が松本さんと会ってすぐ翌日に飲んでたりして「こっちは松本さんと飲むのに15年かかってるんだぞ!」って思ったりしました(笑)。