利用する家庭が無くならない訳

同サービスのサイトを見てみると、“私達はあくまで代行ですが、「学習のお手伝いをする」というのが本義です”と記載されています
あくまで代行した解答・作品となるので、その納品物に対して、自分で再構築や編集することをお願いしているようです。

「教育の原点は『自立』であり、その最初のとっかかりをなくすのが私達のお仕事です。教育熱心なご家庭からもご依頼をいただいております。なかでも公立小学校・中学校から私立進学校を目指すお子様がいるケースが多く見られます。このケースではお子様の学力が在籍している学校の水準を超えている場合、進学塾へ注力するために宿題代行をご利用するご家庭も多く存在しております。」
とも記載されています。

どうやら、遊びすぎて急いで宿題代行を利用するだけでなく、進学塾の勉強・宿題を優先させるために、学校の宿題を代行に頼む家庭も多いというのです。

学校が出している宿題の内容では、進学校に通うための学力はつかないのでしょうか。

“誰かが代わりに対応してくれた宿題”が子どもにもたらすもの

しかし、どんな理由であろうとも、やはり「宿題は自分の力でやりきるもの」という考え方がマジョリティですので、このサービスには批判の声があがりがち。

麻薬と同じで、需要があるためこういった供給のサービスが出てくるので、利用する親がいなければ無くなるのではとも思うのですが、受験に関する価値観は家庭それぞれですので、あまり口出しできることでもありません。

こういったサービスを行う業者が悪いのか、そもそも宿題代行を頼む利用者が悪いのか、それとも進学に効果的な宿題を作ることができない学校側が悪いのか……、視点を変えるとそれぞれの事情があり、余計に混乱してきそうです。

ただ、もし、自分が子どもだったらと考えたら、「誰かが代わりに対応してくれた宿題」を提出するときは、妙にドキドキするなと思いました。

多分、それは人生に必要のない緊張感のような気がします。

ですので、宿題を代行でやるやらないは別として、個人的には“この類の緊張感”を自分の子供に、自ら与える必要はないと考えています。

皆さんはこの宿題代行についてどのように考えますか? ご意見を聞かせてください。

リサーチ:子育てママたち、「宿題代行」サービスについて、どう思いますか?