復縁後、やっぱり別れてしまったカップル
元カレの愛情を信じられなくて…
「付き合っている頃から感情が不安定な彼氏で、ケンカすればすぐ『じゃあもう別れようか』と言われて私が折れるような関係が続いていました。
それが嫌で私のほうから別れたけど、元カレからはずっと泣き言みたいなLINEがあり、私も未練を捨てきれずにいて……。
『きちんと話し合いたい』と元カレが言ってくれて、すぐ責めるところや0か100かの極端な考え方をするところなど、謝ってくれました。
私も、『本当に私のことを好きなのかわからなくていつも不安だった』とはっきり伝えたら、『愛情表現は下手かもしれないけど、気持ちは本物だから』と言われ、よりを戻すことに。
復縁してからは、以前と違いすぐキレないし私の意見も聞いてくれるようになったけど、ちょっとケンカっぽくなると昔ぶつけられたひどい言葉を思い出してしまって、苦しくて。
『好きだよ』『これからは大事にするから』と彼氏に言われても、ケンカになるのが怖くて前と同じように自分の気持ちを飲み込むことばかりでした。
そんな私を見て、ある日『俺を信じられないのか』と彼氏が怒り、『信用がないならもう付き合えないな』って、昔と同じパターンになってそのまま終わりました。
信じてあげられないのは申し訳ないと思うけど、私の今までの苦しみも理解してほしかったです」(30歳/経理)
このカップルの場合は、別れた後でお互いが冷静になる時間を持てなかったことが、復縁の失敗につながりました。
関係が終わった原因は、彼氏の感情が不安定で愛情を試すことをやめられない性格と、それに従ってしまう彼女の弱さ。それを本当の意味で克服しないままよりを戻してしまったので、結局同じことの繰り返しになったのですね。
表面上は理解したつもりでも、もとの状態に戻ればやはり甘えが出ます。別れた原因を乗り越えずに復縁しても、愛情を信じるのは難しいのが現実です。
一度、すっぱりと関係を絶ち、改めて自分の弱さを見つめ直す時間がふたりには必要だといえます。
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復縁の成功は、以前より幸せなお付き合いができてこそ。
別れた後でどう過ごしたか、原因は克服できたか、「昔より成長できたかどうか」が成功と失敗の分かれ目です。
よりを戻すことをゴールにするのではなく、その先の新しいお付き合いを考えて行動することが、ふたたび別れるような悲劇を迎えないためには重要なのですね。