恋愛NGとしてあげられがちな女性の「貢ぐ恋」。しかし、彼の夢を経済的にも精神的にも支え、応援し、彼を成功へ導き、幸せをつかむ女性もいます。
でも、彼女たちの「貢ぐ恋」は、夫を支えた「つくす恋」という美談になって、「今の私があるのは妻のおかげです」と夫たちに絶賛されます。誰ひとりとして彼女たちの恋を「貢ぐ恋」とは言いません。
だから彼女たちは、愛した男性を成功に導く「貢ぐ恋の達人」なのです。彼女たちの特徴を分析し、「悲しい貢ぐ恋」をしてしまう女性たちが幸せになる方法を探っていきましょう。
「貢ぐ恋の達人」は特別な才能を持った女性?
野村総研の調査によると、全未婚男性のうち、年収が1,000万円を超えているのは、たったの0.4%なのです。そのうち、親の力を一切借りずに若いときに苦学して自分の力でそれだけの年収を得るほどに成長した男性は、いったいどれだけいるでしょう。
さらにその中に、成功を手にするために女性に貢いでもらう苦しい環境にいる男性は、いったい何人いるのでしょう?
広大な砂漠の中で1つ有るか無いかのダイヤの原石を見つけ、磨き抜いてダイヤの輝きを引き出すようなものです。いかに至難の業であるか想像がつくでしょう。「貢ぐ恋の達人」女性は、ダイヤを見つけ出す強運と、ダイヤと石ころを区別できる特別な才能を持った選ばれた女性なのです。
普通の優しい男性が彼女に貢がれるとダメになる?
男性たちは「本命には貢がせない」と言い、女性たちは貢いだ男性とお別れした後に「最低な男」と言ってしまうことも多いでしょう。そのせいか、一方的に女性から貢がれると、彼女の愛に恐れをなして逃げ出してしまう男性もいます。
こんなふうに、男性が「貢がれる」ことにマイナスイメージを持つには理由があります。
「“貢がれる”ことを良しとしない」理由は原始時代から続く男性の本能にあった!
原始時代、人がホモサピエンスだった時代から、男性は狩猟生活で家族(親・妻子)を守ってきました。その本能が、文明の進んだ平成の時代になっても潜在意識の中に眠っているのです。
だから、一般的な男性は、貢がれたままで人生を終えることを良しとしません。
流されるまま女性に貢がしてしまう弱い心の男性に、貢ぐ恋をしてしまうと、最終的にその男性は、貢いでくれる彼女から離れることを選択します。貢ぐ彼女への恩を返す能力が自分にないのですから、逃げるしかない状況に追い込まれます。その結果、貢いだ女性に悲劇が訪れます。