パパママお互いの趣味は尊重したいが、予算オーバーは大問題
結婚前からの趣味、あるいは結婚後に見つけた趣味があって、子どもが生まれる前はそれぞれ楽しんでいたという夫婦は多いと思います。
趣味といっても予算はいろいろです。
車のカスタマイズやツーリングが大好きで年間100万円以上使っていたような本格的な趣味もあれば、月に一度のネイルケアや二週間に一度、オススメスイーツを楽しむようなシンプル趣味もあるでしょう。こちらは月に1万円以下かもしれません。
今の時代、誰でも趣味を持っていますし、趣味というのはその人の「個性」を成す重要な要素であると思います。
仕事が大事なのだから趣味を持つなんてバカだと言われて、ほとんどの人が反感を感じるのは、趣味がその人の個性や人間性に深くつながっていることを知っているからです。
しかし、子育てとなると、こどもが最優先になってしまい、趣味は否定されがちです。しかし、子育ても趣味もなんとか両立できないものでしょうか。
今回はお金の専門家であるファイナンシャル・プランナーとして、「趣味と子育の両立」についてアドバイスしてみます。
私自身、マンガやアニメ、ゲームが大好きなひとりのオタクとして、毎日試行錯誤をしていますので、そんな話も取り上げてみたいと思います。
子育て期間中は、趣味に回す余裕がなくなりがち
(お金の面でも、時間的余裕も)
子育て期間中は、趣味に回す余裕がなくなります。それは予算的な意味と、時間的余裕という意味の2つがあります。
予算的な問題はやはり一番の大問題で、趣味に回していたはずの月1万円~数万円の予算について、子どものために回すこととなったため、趣味予算が出せなくなった、ということはよくあります。
こどもがいなかったころと比べれば、子育てを始めると毎月固定的にかかる費用は確実にアップしますが、年収が同じタイミングでアップしてくれることはまずありません。
会社がこどもが生まれたら月額数万円の手当をくれることもありますが、まだ珍しい取り組みです。
国(市区町村)が児童手当をくれ、これは大きな助けとなります(3歳までは月額15000円、それ以降は小学校卒業まで月額10000円。第3子以降は3歳以降も15000円)。
しかし子育て費用がこれで納まることはまずありません。基本的には子育てするとお金がかかり、何か別の予算をカットせざるを得ません。
多くの場合、趣味の予算をカットすることになります。