テクノな音楽との化学反応に期待大!
『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』

来期のアニメ作品の中でも、一番不穏なタイトルがこれ! 『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』です。

原作は、角川文庫のミステリ小説だそうで、雰囲気は明らかに違えど『氷菓』のようなミステリアニメのヒット作となることを期待してしまいます。

もう、予告編から穏やかではない空気感がビシバシ感じられますね。

また、この作品は、劇伴をTECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDが手掛けているというのが非常におもしろいポイントです。

TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDは、数多くのアニソンやアニメ作品の劇伴を手掛けてきた松金洋平さんや石川智久さんが所属しているテクノポップユニット。

水島努監督の『ウィッチクラフトワークス』で、エンディング曲の『ウィッチ☆アクティビティ』を作曲したグループ……といえば、アニメ好きにもピンとくるかと思います。あとは、アニメ関係でのお仕事ですと、『アキカン!』という、とにかく主題歌がオープニングもエンディングもグレイトな作品があったのですが、エンディング曲の『恋空リサイクリング』も、この名義で世にリリースされた大名曲です。

明るくて楽しくてカラフルでポップで、そして、80年代愛に溢れた音をアニメでも聴かせてくれたTECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDが、今作で一体どの様な音世界を提示してくれるのか、今から目と耳が離せません。

また、作品のミステリアスでちょっとダークな空気感に電子音なテクノポップが絡むことで、どんな化学反応が起きるのか……『ウィッチクラフトワークス』でも、ファンタジーとテクノという相反する要素が融合した結果、奇跡的な輝きが生まれていましたが、本作もテクノポップと交わることで如何ような世界観が誕生するのか、今から楽しみにしておきましょう!