ウルトラ怪獣で、水中で、ニーソ? 50周年に”無敵”の怪獣登場
特撮映画『シン・ゴジラ』にハマりすぎ、お会いする方に「観ました?」と訊いて回っている私。
だがこの夏、もう一つチェックしておくべき“特撮”の展示会が、原宿「PATER’S Shop and Gallery」にて開催中だ。その名も『古賀学「ウルトラ怪獣水中ニーソ化計画」展』。
水中の女の子とニーハイソックスを組み合わせた『水中ニーソ』シリーズに、電撃G’sマガジンの『ウルトラ怪獣擬人化計画』がコラボ。円谷プロダクション公認である。
今回、作者の古賀学さんと、モデルの真縞しまりすさん(エレキング役)、えみりんごさん(ダダ役)にお話を聞いた。
エレキングを演じる、『泳げない』天才!?
写真集を作るにあたり、エレキングは表紙を飾る怪獣として最初から決まっていたそう。ノーブランドのビキニ、うしじまいい肉さんのブランドのTバックスパッツを使用。
「円谷さんとの打ち合わせで、飽くまで『水中ニーソ』であり、コスプレではないという風にしようと。ふとももから下はデザインしますが、水着はあえていじらず、メーカーの水着をそのままです」と古賀さん。エレキングの模様は、布が小さいビキニにすることで、肌の色と合わせて作ったそう。
水中の怪獣・エレキングを演じたのは、『水中ニーソ』3年目のベテラン、真縞しまりすさんだ。
古賀さんも「天才」と呼ぶ彼女の才能は、肺に空気をためたまま水中へ潜れること。ご本人いわく、体脂肪率は15%ほど。筋肉の比重が重いため楽に沈める。
ただ浮力が無いので、泳ぐのは困難。幼稚園、小学校のころはプールで溺れながらも、水に対する恐怖心は芽生えず、中学生からダイビングをやっているとのこと。
ちなみに、今回はニーソを主題とするため、空気タンクやフィンがない状態で撮影が行われた。モデルのそばに空気タンクを持った女性ダイバーがおり、モデルが唇を指差す動きで、レギュレータを差し出していたそう。