ミュージカル『テニスの王子様』青学(せいがく)vs 比嘉 公演より

レズビアンで腐女子で元バンギャル。おっかけ対象が男子で、恋愛対象が女子というマイノリティのエッセイ漫画家、竹内佐千子さんにミュージカル『テニスの王子様』最新公演の魅力をたっぷりと語ってもらいました。

 

テニミュとはとても特殊な舞台だ。

わたしがこの「ミュージカル『テニスの王子様』」にハマったとき、友達に「ミュージカルなのかテニスなのか王子様なのかどれか一つにしてくれ。」と言われたことがある。それくらい混沌とした舞台だ。

ミュージカル『テニスの王子様』、通称テニミュは、漫画「テニスの王子様」をミュージカルにしたもので、漫画のほうは完結しており(今は新テニスの王子様連載中)ミュージカルも一度物語の最後まで公演をやりきっている。また物語の最初に戻り公演を始めた今は、ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズンとなっている。

先日12月20日に始まったミュージカル『テニスの王子様』青学<せいがく>vs比嘉公演を初日に観せてもらった。この公演は、主人公のいる関東大会優勝校の青春学園(=青学)の緒戦、沖縄比嘉との戦い。

 

比嘉の田仁志 vs 青学の越前、コート上で睨み合う
どちらの中学校も全国大会優勝することを目標に全力で戦う2時間強の物語。

もおおおおおおおおおおおおやっぱりテニミュはすごい!すごいったらすごい!!!!

 

気迫に満ちた、越前リョーマ役の小越勇輝
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終わった後興奮しすぎて友人と、あそこがああだった、ここがああだったと半分踊りながら公園を駆け抜け、北海道からきた友人と手を握り合い、沖縄から来た友人は興奮のあまり「あ…あ…」としか言葉を発さず、まるでカオナシのようであった。