出会いがないんです!
――アラサー女子の抱える大問題のひとつが「出会いがない」ということなのですが、どこに行けば、素敵な男性と出会えるでしょうか?
二村「出会いがない出会いがないって言ってる女性は、世の中にたくさん男性がいるのに、足切りをしてるだけですよね。自分にとって、恋愛対象、セックスの対象だと思えない男が、目に入ってこないわけじゃないですか。
でも、一目惚れしない、本来“キュンっと”こない、恋の相手とは思えない“近くにいる誰か”を、あなたと愛しあえる人間に教育していくしかないんじゃないですか。
恋愛がしたいのに相手が見つからないという人は、センサーが壊れているんです。恋多き人で、毎回、実りなく破局するという人も同じようにセンサーが壊れています。どちらにせよ、一目惚れできる相手だけを求めてるうちは、どこに行こうが出会えないですよ」
――男性を教育するんですか?
二村「自分自身を愛することができるようになった女の人は、もっと教育的になっていいですよ、男に対して。愛し方も、セックスについても」
――でも「こんなふうに愛してほしい」って、女子から求めて教えるのは、嫌われるんじゃないかなって不安です。
二村「不安でしょうね。あなたがあなたの欲望を伝えても、自信がない男は、女の子の欲望に対して、それに応えるよって言う勇気がないわけです。でも逆に言えば、学ぶことができる男が、いい男ってことです」
――要求して教育するって、一方通行になりそうです。
二村「教育するって、単純に“あなたにとって都合のいい男”にするってことじゃないんです。あなたのことをちゃんと相手に伝えるというのは、あなたにとっても痛いことだし、必ず、あなたも向こうから何かを教わることになる。
あなたが教えることによって、相手だけでなく、お互いに変化をしていくのが恋愛です」
――相手に教えることで、自分もいい方向に変わっていけるということですね。一目惚れできる相手を探すよりも、近くにいる男性を教育する方が、早く、いい恋愛にたどり着ける気がしてきました。
二村「センサーが壊れている人の一目惚れが、いちばん危険! キュンとしないような男性と付き合っているうちに、だんだんその人の良さもわかってきて、あなた自身の良さもわかってくるのが理想的です。
男って基本的にバカですし、女性はその“バカさ”を『可愛い』なんて許してあげる必要はないですけど、タチが悪いのは自己受容ではなくインチキな自己肯定をして『自分はバカじゃない』と思っている男性です。そういう男が、あなたを苦しくさせます。
自分がバカだということを知っていて反省の気持ちがある男性がいい。男の心理や改善点については『すべてはモテるためである』という男性向けの本に書いたので、そちらも参考にしてください」
出会いがない女子へのヒント
「身近な男性を教育すること」
「一目惚れを求めない」