気になる人との相性は「10回タッピング診断」でチェック!

同書では、体内時間とは別の軸で個人の時間感覚に影響するものとして「精神テンポ」が紹介されている。

これは、人が話したり歩いたりする際のテンポを指し、代謝などの影響を受けず、一生変化することのない個人特有のものなのだとか。

一川:精神テンポは、机を指で叩くタッピングテストで診断することができます。
自分が心地いいと感じるテンポで11回机を叩き、何秒かかったか計測してみてください。あとは、かかった秒数を10で割れば、一回あたりのタップに要した時間がわかります。
一般的に一回のタッピングは0.4~0.9秒の範囲におさまると言われているので、これを基準にすれば自分のテンポが普通の人よりも早いか遅いかがわかるでしょう。

このタッピングテストは、他人との相性診断にも使える。
テンポが近い相手であれば、自然と会話の間合いを心地よく感じたり、動作の息が合いやすくなるため共同作業もストレスなく行える傾向にあるのだそうだ。

逆に自分よりもテンポが遅い人と作業をする場合は、相手に合わせて少しゆっくりと作業や会話をするよう心掛ければいい。


限られた時間を有意義に過ごしたい、という思いは人間の潜在的な欲求のひとつだ。自分の体感時間と精神テンポを知ることは、少なからずその手助けとなることだろう。

あなたも気になる異性や友人と診断テストを試してみてはいかがだろうか?

株式会社エディトル所属。IT系雑誌やムックの編集業のほか、コミック、文芸、お笑い、ライフハックなど多分野の記事を執筆。絵が描けないくせにイラストのディレクションに手を出し始めた今日この頃、この仕事はなんでもありなんじゃないかと思い始めている。