日中、家事や育児で大忙しのママ。疲れている身体や心を休めるために夜間はぐっすりと眠りたいですよね。でも、赤ちゃんの夜泣き、一体どうしたらよいのでしょうか。
『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』の著者の立石美津子が「寝かしつけのコツ」をお話しします。
夜泣きとは
胎児は母親のお腹の中で夜昼関係なく眠たり起きたりしています。この習慣がしばらく続き新生児は3時間おきに授乳が必要となり、夜昼関係なく起きます。
ところが夜の授乳がなくなった半年過ぎても、胎児の名残があって夜泣く現象が夜泣きです。
オムツが濡れている、お腹が空いている、暑い、寒いなど原因があって泣いている場合は理由があり、それを取り除けば泣き止みますが、どうやっても寝ない状態です。
睡眠リズムが整っていない時期
夜はぐっすり寝て、昼間は活動させたいですが、まだ整っていない時期なのです。
大人も浅い眠りのとき、ちょっとした物音で起きてしまいますがこれと同じです。ですから、ママの育て方が悪くて夜泣きが酷くなる訳ではないのです。
睡眠リズムが整ってくると夜泣きはなくなりますので、もうしばらくの辛抱ですよ。
布団に置いたら起きてしまう赤ちゃん
抱っこしているときスヤスヤと眠っているのにベットや布団に置いた途端、まるで背中に「ONスイッチ」が付いているようにビクッとして起きてしまいませんか?
でも、実は起きてしまうスイッチは背中でなくお腹にあるそうです。
布団に置くときママの身体から子どもの身体を離してしまうと、布団の上に置くまでの僅かな時間でも「あれ?身体が離れたぞ、手足がぶらんとして不安定だぞ」と気が付き起きてしまうのです。
つまり、ママから離れたことにより起きてしまうのです。それは子どものお腹にスイッチがあるからなのです。
ですからママのお腹と子どものお腹をピッタリくっつけたまま、布団に子どもの身体を置いてください。それからママの身体を離してください。ビクッと起きてしまうことも少なくなるはずですよ。
寝かせる工夫あれこれ
年齢にもよりますが下記の工夫をしていきましょう。
(1)朝は日光を当てて昼夜の区別を感じさせる
夜も起きるのが赤ちゃんですが、赤ちゃんであっても朝起きたら朝日を浴びる、天候がひどく悪くなければ散歩に連れて行くなどして昼間だということを感じさせましょう。
(2)夜ぐずったからといって朝遅くまで寝かせない
大人も休日前だからと土曜日夜更かしして、日曜日朝11時まで寝ていたら調子が狂ってしまいます。リズムが狂い月曜日の朝起きるのが辛くなります。
赤ちゃんに対しても、夜中ぐずっていたからと昼間ぐっすり寝かせてしまうとまた夜、寝なくなります。朝は決まった時刻に起こしましょう。