いざ性教育! 何を話せばいいの?

のじまさんの提唱する性教育では「水着ゾーン」について徹底的に教えることがキーワードに!

水着ゾーンとは「口と水着を着て隠れる場所(口、胸、おしり、性器)」のこと。その上で、この2点を教えます。

  • 水着ゾーンは、他人に見せても触らせてもいけない、自分だけの場所なので、それを見たがったり、触りたがったりする人は危険な人
  • 自分だけの大切な場所である水着ゾーンを見せたり、触らせたりする人も危険な人

そして、そんな危険な人に会ってしまったら、断る、大きな声を出して逃げる、親や先生など大人に伝えることを教えましょう。

水着ゾーンを知らないと、自分が何をされたのかがわからず、自分の身が危険にさらされていることがわかりません。水着ゾーンの例えなら、3歳でもわかりますね。

犯罪のリスクを減らすためにも、この考え方を知ることは重要です。

友達や他の人にとっても、水着ゾーンは大切な場所であることも伝えます。自分を守り、大切な人を守ることにもつながります。

また、「外で水着ゾーンにかかわる話をしたり見せたりしない」ということも一緒に話すことが大切。

水着ゾーンはそれぞれにとって大切な場所。

水着ゾーンが恥ずかしいから外で話さない……のではなく、水着ゾーンの話を見たり聞いたりすることを嫌だなと思う人がいるので、人の気持ちを考えずに見せたり話したりするのは思いやりに欠けるということが外で話さないようにする理由なのだそう。

子どもが4歳を過ぎたら、家族も安易に水着ゾーンを触らず、水着ゾーンが自分だけの大切な場所であるという意識を高めていくことも重要だといいます。

性教育のはじめの一歩でもあり、ポイントとなる「水着ゾーン」を制する者は性教育を制す! のです。

のじまさんに聞いてみた! 

水着ゾーンの大切さをしっかり伝え、性教育を普通に話せるようになるとよいことはわかりました。

でも、実際、こんな疑問が湧いたので、のじまさんにお伺いしました!

性教育の適齢期は3歳~10歳とのことですが、うちの子はもう思春期…。ウザいと思われる中、どのようにアプローチすればいいでしょうか。

のじまさん:もともと、親と話をするのも面倒に感じるお年頃。だからこそ、そんな時期に親から性の話をいきなりされるのは、子どもだってビックリするのは当然です。

なので、一番初めに『あなたに10年後も笑っていてほしいから、今日から性教育をはじめます!』と子ども達に宣言をしてください。

性教育は10歳までは楽しさ重視で行いますが、10歳以降の思春期のお子さんには、真っ向勝負で手短に!

一回に1つのポイントに絞って、短い話を頻回にしていきましょう。要点をまとめて、1分以内に話すようにしてみてくださいね。大事なことは、お互いに『性のワードに慣れる』という事です。

家庭で性の話がタブーではないという雰囲気をつくっていくことで、すぐに結果は見えなくても10年後に必ず差がつきますよ。