刑事役、丘山晴己にインタビュー

撮影:編集部
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  • 「BIOHAZARD THE STAGE」舞台稽古の模様
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舞台開幕直前に、稽古場に潜入。フィロソフィー市警の刑事、バリントン・マイヤーを演じる、丘山晴己にインタビュー。ダンサーであり、海外公演の経験もある彼に、舞台の見どころを聞いた。

― 「ウレぴあ総研」では、3月にミュージカル「ウィズ〜オズの魔法使い〜」でのインタビュー以来ですね。今回、舞台「バイオハザード」の役はどう決まったのですか?

「ウィズ〜」の稽古中にオーディションを受けて決まりました。「ウィズ〜」の後に、ブロードウェイで公演していた舞台「The Illusionists」の千秋楽が、アメリカのソルトレイクシティであって。帰ってきてからも忙しい日々でした。

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― オーディションに受けって、今回の役柄が決まったときの気持ちは?

ダンサーとしてやっていきたいというのもあるんですけど、これからは"言葉"での表現も必要だなって。今回、舞台で言葉での表現ができる場ができたので、今までにないチャレンジ。本当に、最高なチャンスをいただけたなって思っています。

― 元々ゲーム原作で映画化もされた人気作が、初の舞台化。決まったときの、まわりやファンの方の反応はどうでしたか?

「バイオハザード」って知らない男の子はいないですよね(笑) 「それはすごい!」って驚く反面、「どうやってやるの?」ってみんな言ってて。僕の舞台にそこまで興味のない友達でも、「観に行きたい!」っていっぱい言ってます(笑)

― 実際、稽古に入ってみて、楽しいところや難しいところは?

作品的に難しいのは、やはりゲームの世界から来たものというところですね。
僕が演じる、バリントン・マイヤーというフィロソフィー市警の刑事は、実際のゲームにはいない役で、今回作られたキャラクターなんです。

彼は"お金"にしか執着のない男。シンプルだけど、ある意味繊細で。執着心のみで生きている性格の心の変化が、不器用ながらに展開される感じは、演じていて難しいです。

刑事役なので、体で格闘だったりとかできるし、S.T.A.R.S.やBSAAの隊員たちと対等に戦うけど、とにかくずるがしこい。

「ゲームの中ででてきたら、どんな感じなのかな」って考えながら演じてます。
ゲーム中に登場するキャラクターを演じるキャストは、それに似せていく作業が必要で。まわりとのキャラクターとの調和も考えないといけないです。

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― 人気ゲーム原作だけあって、お客さんそれぞれ強いイメージを持たれてますよね。

「バイオハザード」ファンの方は、見ているところがひと味違うと思います。「あの銃はこうだったよね」とか、「あの衣装は、『バイオハザード』のいくつのときだったよね」とか。

サバイバルマニアの方は、銃の持ち方、攻撃のされ方とか、ちゃんと合っているかどうかに注目すると思います。ガチでリアルなものを舞台用に演出しています。僕は、ダンスで培った体の筋肉を使って、派手に見せていったりと、台詞以外のところも、さまざまなチャレンジができそうです。

― 確かにファンの方は、普段見ないような角度から細かくみますよね。

ゲームに存在するキャラクターの人たちはすごく大変。楽は一切ないです、絶対!

イメージはつかみやすいかもしれないけど、どれだけ近づいているか。「あれは違う」「私のイメージとは違う」って探ってます。世界観を壊さないように、作り上げていかないといけませんし。

撮影:編集部

― いよいよ舞台が開幕です。最後にメッセージをお願いします。

舞台は、映像や効果音が本当すごい!! 実際のゲームがはじまる前のムービーが舞台になったみたいで。まるで自分がゲームをプレイしているというか、プレイを見ているような気持ちになります。それがめっちゃ見どころです!

難しい用語もでてきますが、それを感じせない展開、アクションも目白押しで。
面白い、新しいと感じて欲しいです。

丘山晴己としては、ダンス抜きでチャレンジしている僕を見てほしいですね。今までにない緊張感で演じている、"役者・丘山晴己"も是非見てください。

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会社員からテレビ番組やDVDなど映像関係の英日翻訳者を経てライターに。 ハーバルセラピスト、アロマセラピーアドバイザーの資格あり。子供の頃からお笑い好きで、当時読んだ「落語全集」は宝物。でも、なりたかったのは落語家ではなく小説家。今、こうして文章を書いて人に伝える仕事をしていることに喜びを感じてます。