バイオテロ事件に立ち向かう物語
東京・六本木のEX THEATER ROPPONGIで公演中の舞台『BIOHAZARD THE STAGE』。その名の通り、ハリウッド映画としてシリーズ化もされたゲーム「BIOHAZARD」をモチーフにしたストーリーだ。
話は西オーストラリアにあるフィロソフィー・ユニバーシティーで突如起こったバイオテロ事件を、対バイオテロ部隊や元特殊部隊所属の教授たちが協力し、収束に奔走するという内容。
ゲームには出てこない舞台オリジナルのキャラクターも登場するので、「BIOHAZARD」ファンはもちろん、今までゲームをしたことがない人も楽しめるストーリーとなっている。
主人公のタイラーを演じるのは、『ごくせん』や『東京DOGS』などのドラマから『ジャンヌ・ダルク』『嵐が丘』といった舞台まで幅広く活躍し、特に女性からの根強い人気を誇る矢崎広。また、AKB48卒業後、初めての舞台となる倉持明日香が、ゲームには出てこない『BIOHAZARD THE STAGE』のオリジナルキャラクター、メアリー・グレイ役で出演している。
ほかにもグラビアアイドルとしても活躍中の紗綾や、全世界で人気のイリュージョン『The Illusionists』で唯一の日本人ダンサーとしてブロードウェイの舞台も踏んだ丘山晴己、そして海外にも名をとどろかせている大ベテラン俳優・千葉真一がフィロソフィー・ユニバーシティーの学長という威厳のある役を演じ、その存在感で舞台をさらに深みのあるものにしている。
ゲームの世界観を体感できる、こだわりの演出とは?
今回の舞台ではゲームの世界観を出すために、『BIOHAZARD THE STAGE』ならではのこだわりの演出が施されている。そのひとつが映像だ。
舞台という限られたスペースの中で、大学のさまざまな場所を表すためにプロジェクションマッピングを使用。ステージに設置されたスクリーンや壁に映像を投影し、場所を移動したことが分かるようにしている。
この映像がゲームの雰囲気を醸し出しており、観客は自分があたかもゲームの中にいるように感じられ、舞台に吸い込まれていく気分になるだろう。